朝の玄関で「早くして!」。言った瞬間に、子どもがその場に座り込む。夜は「もう寝なさい!」のあとに、布団の上で大はしゃぎが始まる。言っていることは正しいのに、なぜか一番動いてほしいときに届かない。子育てをしていると、毎日のようにぶつかる壁です。
このページは、つい口から出てしまう言葉を、子どもに届く言い方に置き換える「育児の言い換え」ツールと一覧表です。朝の支度から寝かしつけ・危ない場面まで45場面、親がつい言いがちな言葉を場面ごとに集め、キモチ(気持ちを受け止める)・ヤル気(次の行動に誘う)・ナットク(理由を伝える)の3通りの言い換えと、それでも動かないときの次の一手をまとめました。作ったのは、おもちゃいろのいろパパです。45場面をまとめて眺めたい人は、ページ後半の言い換え表へどうぞ。
💭 育児の言い換え ツール
つい言ってしまう言葉から、子どもに届く言い方を探せます
よく言ってしまう言葉は?
この1週間で言った気がするものを、いくつでも選んでください
あなたの口ぐせは
言葉の傾向を見るチェックです。性格や子育ての良し悪しを決めるものではありません
よく調べられている言葉
場面で探す
まず、ひと呼吸。
円が大きくなる間に吸って、小さくなる間に吐きます
いま、どんな場面ですか?
子育ての「言い換え」とは?叱らないことではなく、伝わる形に変えること
子育ての言い換えは、「ダメ」「早くして」「なんでできないの」のような止める言葉・責める言葉を、次にしてほしい行動が伝わる言葉に置き換えることです。保育や子育ての本では「肯定的な声かけ」「プラスの声かけ」とも呼ばれます。
たとえば「走らないで!」と言われた子どもには、「走るのはダメ」はわかっても「じゃあどうするか」が残りません。「忍者みたいに忍び足で歩こう!」なら、次の動きがそのまま頭に浮かびます。やめてほしいことではなく、やってほしいことを言葉にする。言い換えの中心はこれだけです。
言い換えは「叱らない子育て」とは別のものです。叩く・道路に飛び出すなど、止めなければいけない場面はあります。そこで大事なのは、行動ははっきり止めて、子どもの人格は責めないこと。「叩くのはダメ」と止めたうえで「嫌なことがあったんだね」と気持ちを受け止める、という順番です。怒ると叱るの違いは、怒ると叱るの違いと怒鳴らない叱り方で詳しく書いています。
キモチ・ヤル気・ナットク|3つの言い換えの使い分け
ツールのカードには、1つの場面に3通りの言い換えが並んでいます。全部を言う必要はなく、その子とその瞬間に合いそうな1つを選ぶための3つです。
| タイプ | やっていること | 届きやすい場面・年齢 |
|---|---|---|
| キモチ (共感) | 「〜したかったんだね」と、気持ちを先に言葉にする | 泣いている・怒っている・拗ねているとき。どの年齢でもまずここから |
| ヤル気 (行動に誘う) | ごっこ遊び・競争・選択肢で、次の行動を楽しくする | 2〜5歳。朝の支度・片付け・お風呂など毎日の切り替え |
| ナットク (理由を伝える) | 「〜すると、〜になるよ」と、先の見通しを伝える | 4歳ごろから小学生。ゲーム・宿題・約束ごと |
迷ったら「キモチ → ヤル気」の順に2つ続けて言うのがいちばん使いやすい形です。「まだ遊びたいよね(キモチ)。この曲が終わるまでに箱に入れられるかな?(ヤル気)」。気持ちを受け止めてもらえた子は、次の誘いに乗りやすくなります。
「早くして」「ダメ」「片付けなさい」|よく言う言葉の言い換え
ツールでよく探される言葉を、言い換えの考え方ごとに並べました。どれもカードの中身からの抜き出しです。
「早くして」の言い換え
「早く」は、大人には「急いで」でも、子どもには何をどうすればいいかがわからない言葉です。言い換えのコツは、次にすることを1つだけ具体的に言うこと。
- 着替え:「どっちの服にする?せーので競争しよう!」
- 靴:「右足さんと左足さん、どっちが先に出発できるかな?」
- 起きない朝:「今起きると、テレビ観る時間が10分あるよ」
「ダメ」「〜しないで」の言い換え
否定の言葉は、してほしい行動に裏返すと伝わります。「走らないで」→「歩こうね」、「触らないで」→「見るだけにしようね」。
ただし、道路への飛び出し・高い所・火や熱いものなど命やけがに関わる場面は別です。言い換えを考える前に、まず体で止めて安全を確保します。言葉で理由を伝えるのは、落ち着いてからで十分です。
- スーパーで走る:「忍者みたいに忍び足で歩こう!」
- バスのボタン:「降りる時になったら、一緒に押そうね」
- 高いところ:「お猿さんごっこは公園でやろう。ここは降りようね」
「片付けなさい」の言い換え
「全部片付けて」は、子どもにはゴールが遠すぎます。範囲と時間を小さく区切ると動き出せます。
- 「この曲が終わるまでに箱に入れられるかな?」
- 「赤いのだけ、どっちが早く集められるか競争ね」
- 「片付けると、次遊ぶ時すぐに見つけられるよ」
「泣かないの」の言い換え
泣いている子に必要なのは、泣き止む方法より気持ちを出し切れる場所です。「悲しくて言葉にならないんだね。泣いていいよ」と言って、そばにいる。落ち着いてから「何が嫌だった?」と聞くほうが、結果的に早く泣き止みます。思い通りにならないと泣く・癇癪を起こす理由は、2歳・3歳の癇癪の原因と対策にまとめています。
言い換えても動かないときの「次の一手」
言い換えは魔法ではありません。上手に言えても、「イヤ!」で終わる日はあります。そんなときは言葉を重ねるより、言葉以外のところを変えるほうが早く動きます。ツールのカードの「それでも動かないときは」は、この4つのどれかを場面に合わせて書いたものです。
- 選ばせる:「やる?やらない?」ではなく「青と赤、どっちの服にする?」。やる前提で、選ぶところだけ任せます。
- 時間を見せる:「あと5分」は子どもに見えません。タイマーや時計の針、「この曲が終わるまで」で終わりを目に見える形にします。
- 最初の一歩を一緒にやる:片足だけ靴下を通す、1問目だけ一緒に読む。動き出せば、続きは自分でできることが多いです。
- 待つ・場所を変える:泣いている・怒っているときは、話は後。安全な場所でそばにいて、落ち着いてから話します。
言い換えをもっと知りたい人へ|声かけ・言い換えの本
ツールの45場面で足りなくなったら、本で引き出しを増やすのも手です。「子育て 言い換え 本」「声かけ変換」で探されることの多い本を、選び方ごとに4冊並べました。
辞書のように場面で引きたいなら:書名のとおり、言い換えを事典の形でまとめた本です。
「声かけ変換」の考え方で読みたいなら:発達障害・グレーゾーンの子育ての経験から生まれた、伝わる声かけへの変換の本です。困りごとが多い子の親に向いています。
小学生〜思春期まで見すえるなら:「よけいなひと言」を、わかりあえるセリフに変える言いかえの図鑑です。
言葉以外の工夫もまとめて知りたいなら:保育士のてぃ先生が、子育てで困った場面の「これやってみ!」を集めた本です。このページの「次の一手」に近い発想の本です。
ほかにも長く読まれている育児書は、ロングセラー育児本のおすすめランキングにまとめています。
怒鳴りそうなとき・怒鳴ってしまったあとに、親が先にやること
言い換えがいちばん出てこないのは、親に余裕がないときです。言葉を選ぶ前に、まず親が自分の体を落ち着かせます。ツールの「いま困ってる」は、そのための入口です。円の動きに合わせて、吸って、ゆっくり吐く。1回呼吸するだけでも、口から出る言葉が変わります。
それでも怒鳴ってしまう日はあります。そんな日は、落ち着いてから「さっきは大きな声を出してごめんね。本当は〜してほしかったんだ」と言い直せば大丈夫です。親が謝って言い直す姿は、子どもにとって「失敗しても立て直せる」お手本になります。子育てがしんどいと感じる日が続くときは、育児ストレスチェック(3分の無料診断)で、疲れの出どころを確かめてみてください。
言い換えと一緒に知っておきたい関連用語
言い換えを調べていると出てくる言葉を、子育ての場面に置き換えて短くまとめました。どれも「子どもを動かすテクニック」というより、親の言葉の向きを整える考え方です。
肯定的な声かけ(プラスの声かけ)
「〜しないで」ではなく「〜しようね」と、してほしい行動を言葉にする声かけです。保育の現場でもよく使われます。このページの言い換えは、ほとんどがこの形です。例:「こぼさないで」→「コップは机の真ん中に置こうね」。
Iメッセージ(アイメッセージ)
「(あなたは)なんで片付けないの」ではなく、「(わたしは)片付いていると助かるな」と、自分を主語にして気持ちを伝える言い方です。アメリカの心理学者トマス・ゴードンの「親業」で知られるようになりました。責められている感じが減るので、小学生にも使いやすい形です。例:「無視しないで」→「返事がないと、聞こえてるのか心配になっちゃうな」。
ペップトーク
スポーツの試合前に監督が選手にかける、短くて前向きな励ましの言葉のことです。子育てでは、発表会や運動会の前、苦手なことに挑戦する前に使えます。ポイントは「緊張しないで」ではなく「ドキドキするのは本気の証拠。いつも通りでいいよ」と、今の気持ちを受け止めてから、してほしいことを短く言うこと。キモチ → ヤル気の順と同じです。
リフレーミング
同じ出来事を、別の枠組み(フレーム)で見直すことです。「落ち着きがない」は「好奇心が強い」、「頑固」は「こだわりがある」、「泣き虫」は「気持ちを素直に出せる」。言い換えは親の口から出る言葉を変えることで、リフレーミングは親の見方を変えること。見方が変わると、出てくる言葉も自然に変わります。
アクティブリスニング(積極的傾聴)
相手の話を途中でさえぎらず、「〜だったんだね」と気持ちを言葉にして返しながら聞く聞き方です。カウンセリングの考え方から広まりました。カードの「キモチ」の言い換えは、この聞き方を1行にしたものです。
CCQ(ペアレントトレーニング)
ペアレントトレーニング(親が子どもへの関わり方を学ぶプログラム)で使われる、指示の出し方の基本です。Calm(おだやかに)・Close(近づいて)・Quiet(静かな声で)。遠くから大声で「片付けなさい!」と言うより、そばに行って目を合わせ、小さな声で1回言うほうが届きます。言い換えの言葉と組み合わせると効きやすくなります。
アンガーマネジメント
怒りの感情とうまく付き合うための方法です。子育てでは「カッとしたら、言葉を出す前に6秒待つ」とよく言われます。数を数える・深呼吸する・その場を一度離れる。ツールの「いま困ってる」の呼吸の円は、この6秒をつくるためのものです。
スピーチロック
もとは介護の現場の言葉で、「ちょっと待って」「座ってて」のように言葉で相手の行動を止めてしまうことを指します。子育てでも、「ダメ」「待って」が口ぐせになっていると、子どもが自分から動く機会が減ってしまいます。「待って」を「あと3つ数えたら行くね」に変えるだけでも、待つ側の気持ちは変わります。
育児の言い換えでよくある質問
言い換えは何歳から使えますか?
言葉の意味がわかり始める1歳ごろから使えます。1〜2歳は「キモチ」の言い換えと、短いヤル気の誘い(「パクッだよ」「ピタッ!」)が中心。理由を伝える「ナットク」は、4歳ごろから届きやすくなります。ツールの年齢の絞り込みも使ってみてください。
言い換えると甘やかしになりませんか?
なりません。言い換えは、してほしいことを伝える方法を変えるだけで、ルールそのものは変えません。「ゲームは終わり」という決まりは同じまま、「セーブポイントまで行ったら終わりにできるかな?」と、終わり方を子どもが選べるようにするイメージです。
言い換えがとっさに出てきません
最初から全部の場面で言い換える必要はありません。口ぐせチェックで出た「今週のチャレンジ」を1つだけ、1週間続けてみてください。よく使う場面のカードは ♡ でお気に入りにしておくと、次からすぐに開けます。カードの「今日使えた!」を押すと、今週何回言い換えられたかが残ります。
夫婦で言い方をそろえたいときは?
カードの「共有」か「LINE」で、その場面の言い換えをそのまま送れます。「朝の靴はこれでいこう」と1場面ずつ決めていくと、言い方がそろいやすくなります。
データは保存されますか?
お気に入りと「今日使えた!」の回数は、お使いのブラウザの中にだけ保存されます。登録やログインは要らず、どこかに送られることもありません。
子育ての言い換え表|45場面の一覧
ツールの全カードを、場面の種類ごとに表にしました。スクロールして眺めたり、スクリーンショットを撮って冷蔵庫に貼ったりするのに使ってください。A4で印刷できる表は、ツールの「🖨 印刷用の表」から開けます。
日常の言葉かけ(11場面)
朝の支度・食事・お風呂・寝かしつけなど、毎日くり返す場面です。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| 起きない 「起きなさい」 いつまで寝てるの・遅刻するよ・早く起きろ | キモチ:朝起きるの、眠くて辛いよね。お布団気持ちいいもんね。 ヤル気:朝ごはん、パンケーキにする?一緒に焼こう! ナットク:今起きると、テレビ観る時間が10分あるよ。 |
| 着替えない 「早く着替えて」 パジャマ脱いで・手伝わないよ・まだ着替えてないの | キモチ:パジャマのままでいたい気持ち、わかるなぁ。 ヤル気:どっちの服にする?せーので競争しよう! ナットク:着替えたら、お外に行く準備完了だね。 |
| 顔を洗わない 「顔洗って」 目やについてるよ・汚いよ・顔洗わないとダメ | キモチ:お水冷たくて嫌だよね。わかるよ。 ヤル気:あったかいタオルでお顔をフキフキしてみようか。 ナットク:顔を洗うと目が覚めて、スッキリするよ。 |
| 遊んで食べない 「集中して」 遊ばないで・早く食べなさい・ご飯下げるよ | キモチ:ご飯より遊びたいよね、おもちゃ楽しいもんね。 ヤル気:お野菜さんが「食べて〜」って言ってるよ! ナットク:食べてからの方が、元気いっぱいで遊べるよ。 |
| 好き嫌い 「残さず食べなさい」 野菜も食べて・わがまま言わない・一口だけでも食べなさい | キモチ:この緑色のが苦手なんだね。 ヤル気:一口だけペロッと味見してみる? ナットク:これを食べると、風邪をひきにくい体になるよ。 |
| おやつ欲しがる 「ご飯前だからダメ」 さっき食べたでしょ・我慢しなさい・だめ! | キモチ:お腹空いたね、おやつ美味しいもんね。 ヤル気:ご飯を食べたら、デザートにしようか。 ナットク:今食べると夜ご飯が美味しくなくなっちゃうよ。 |
| お風呂入らない 「入りなさい」 早く入って・お風呂掃除してないよ・臭くなるよ | キモチ:まだテレビ見てたいよね。中断するの嫌だよね。 ヤル気:お風呂でアヒル隊長が待ってるって! ナットク:お風呂入って温まると、夜ぐっすり眠れるよ。 |
| 寝ない 「早く寝なさい」 いつまで起きてるの・明日起きられないよ・電気消すよ | キモチ:もっと遊びたいよね、眠くないもんね。 ヤル気:お布団の国へ冒険に行こう! ナットク:ぐっすり寝ると、明日の朝も元気いっぱいで遊べるよ。 |
| テレビが近すぎ 「離れて」 近すぎ・目が悪くなるよ・後ろに行きなさい | キモチ:夢中になって、ついつい近づいちゃったんだね。 ヤル気:特等席はここだよ(後ろを指して) ナットク:近くで見ると目が疲れちゃうから、離れて見ようね。 |
| YouTube見過ぎ 「消しなさい」 いつまで見てるの・バカになるよ・他のことしなさい | キモチ:面白い動画いっぱいで、止まらないよね。 ヤル気:この動画が終わったら、一緒にブロックしよう! ナットク:ずっと見てると脳が疲れちゃうから、休憩が必要だよ。 |
| バスのボタン押したい 「ダメ」 まだだよ・触らないで・勝手に押さない | キモチ:あのキラキラ光るボタン、押してみたいよね。 ヤル気:降りる時になったら、一緒に押そうね。 ナットク:ボタンは「次で降ります」の合図なんだよ。降りるバス停で一緒に押そうね。 |
行動の促し(8場面)
「やってほしいのに動かない」場面。動き出しの一歩を軽くする言い方です。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| 靴を履かない 「早く靴履いて」 置いていくよ・何してんの・靴くらい自分で履いて | キモチ:まだお家の中にいたいよね。 ヤル気:右足さんと左足さん、どっちが先に出発できるかな? ナットク:靴を履いたら、公園まで走っていけるよ。 |
| 立ち歩く 「座りなさい」 落ち着きがないね・ウロウロしないで・座って食べる! | キモチ:じっとしてるの、退屈になっちゃったかな。 ヤル気:お尻と椅子さんをペッタンコしよう! ナットク:座って食べると、喉に詰まらせたりしないから安全だよ。 |
| 片付けない 「片付けなさい」 散らかしっぱなし・全部捨てるよ・綺麗にして | キモチ:もっと遊んでいたかったよね。出すのは楽しいけど片付けは面倒だよね。 ヤル気:この曲が終わるまでに箱に入れられるかな? ナットク:片付けると、次遊ぶ時すぐに見つけられるよ。 |
| 歯磨きしない 「口開けて」 虫歯になるよ・歯磨きしないと痛いよ・じっとして | キモチ:口の中触られるの、変な感じで嫌だよね。 ヤル気:お口の中にバイキンマン隠れてないか見てみよう! ナットク:今のうちに磨くと、白くてかっこいい歯になるよ。 |
| トイレ行かない 「トイレ行きなさい」 漏らすよ・さっき行けばよかったのに・早く行って | キモチ:遊びの途中だもん、行きたくないよね。 ヤル気:トイレ列車、出発進行!シュッシュッポッポ! ナットク:今行っておくと、後でゆっくり遊べるよ。 |
| 挨拶しない 「挨拶しなさい」 こんにちはは?・声小さいよ・失礼でしょ | キモチ:ちょっと緊張しちゃったかな。恥ずかしいよね。 ヤル気:一緒に「こんにちは」って言ってみようか。 ナットク:挨拶すると、相手も自分も嬉しい気持ちになるよ。 |
| 宿題やらない 「宿題しなさい」 勉強したの?・遊んでばかりいないで・先生に怒られるよ | キモチ:遊び疲れちゃって、やる気出ないよね。面倒だよね。 ヤル気:1問だけやってみる?勢いがつくかもよ。 ナットク:今終わらせておくと、夜の自由時間がたっぷり取れるよ。 |
| 食事を投げる(赤ちゃん) 「投げないで」 ダメ!・もったいない・遊ばない | キモチ:これ投げると面白い音がするね。楽しいね。 ヤル気:食べ物はパクッだよ。ボールはポイッだよ。 ナットク:投げると床が汚れちゃうし、お腹いっぱいにならないよ。 |
感情の受け止め(10場面)
泣く・怒る・拗ねるなど、気持ちがあふれている場面。まず受け止めるのが先です。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| こぼした 「なにやってるの」 またこぼした・汚さないでって言ったでしょ・気をつけてよ | キモチ:あっと、こぼれちゃったね。びっくりしたね。 ヤル気:雑巾持ってきてくれる?一緒に拭こう。 ナットク:次はコップを机の真ん中に置くと倒れないよ。 |
| 何度も起きてくる 「部屋に戻って」 なんで起きてくるの・一人で寝なさい・もう寝る時間 | キモチ:寂しくなっちゃったのかな? ヤル気:手を繋いで、一緒にお部屋に戻ろうね。 ナットク:夜はみんな寝る時間だから、静かにしようね。 |
| 怖い夢を見た 「夢だから大丈夫」 気にしないの・早く寝なさい | キモチ:怖かったね。ドキドキしちゃったね。 ヤル気:魔法で追い払ってあげる、えい! ナットク:夢は頭が見せた映画みたいなものだよ。本物じゃないから安全だよ。 |
| 泣き止まない 「泣かないで」 いつまで泣いてるの・うるさいなあ・泣くのやめなさい | キモチ:悲しくて言葉にならないんだね。泣いていいよ。 ヤル気:背中トントンしてあげるね。 ナットク:今は泣いてスッキリしよう。落ち着いたら話そうね。 |
| 癇癪を起こす 「静かにして」 わがまま言わない・いい加減にして・叫ばないで | キモチ:イライラして爆発しちゃったんだね。苦しいね。 ヤル気:深呼吸しよう、スー、ハー。 ナットク:言葉で「悔しい」って言うと、気持ちが伝わりやすいよ。 |
| ママがいい 「パパでもいいでしょ」 ママ忙しいの・後でね・甘えないで | キモチ:ママが大好きなんだね。ずっとくっついていたいね。 ヤル気:ママが戻るまで、パパと飛行機ブンブンしよう! ナットク:ママはトイレに行ってるだけだから、すぐ戻ってくるよ。 |
| 失敗して拗ねる 「そんなことで拗ねない」 もう一回やりなさい・男の子でしょ・泣かないの | キモチ:悔しかったね。その気持ちは頑張った証拠だよ。 ヤル気:どうやったら上手くいくか、作戦会議しよう! ナットク:失敗は「こうやったらダメ」って分かった大発見だよ。 |
| 行きたくない 「行きなさい」 休んじゃダメ・甘えないで・みんな行ってるよ | キモチ:今日は行きたくない気分なんだね。何か嫌なことあった? ヤル気:玄関まで行ってみようか。それでも無理なら考えよう。 ナットク:学校に行くと、友達に会えるし給食も美味しいよ。 |
| 無視する 「聞いてるの?」 返事しなさい・無視しないの・耳聞こえないの? | キモチ:今は誰とも話したくない気分なんだね。そっとしておくね。 ヤル気:落ち着いたら教えてね。待ってるよ。 ナットク:返事がないと、聞こえてるのか心配になっちゃうな。 |
| 下の子をいじめる 「いじめないで」 お兄ちゃんでしょ・我慢しなさい・優しくして | キモチ:ママを取られたみたいで寂しかったかな? ヤル気:赤ちゃんの頭、いい子いい子できるかな? ナットク:赤ちゃんはまだ体が小さいから、優しくなでてくれると助かるな。 |
叱る場面(10場面)
叩く・悪口・ルール違反など、止めなければいけない場面。止めることと責めないことは両立します。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| 布団で暴れる 「静かにして」 暴れないで・うるさい・飛び跳ねないで | キモチ:まだ元気いっぱいなんだね。体動かしたいよね。 ヤル気:シーッ、お布団の中でコソコソ話しようか。 ナットク:静かにして目を閉じると、そろそろ眠気が来るよ。 |
| お友達を叩く 「叩いちゃダメ」 謝りなさい・乱暴しないの・なんでそんなことするの | キモチ:嫌なことがあって、どうしても怒りたかったんだね。 ヤル気:口で「やめて」って言おうか。手はギューしよう。 ナットク:叩くと痛いし、怪我をしちゃうからダメだよ。 |
| おもちゃの取り合い 「貸してあげなさい」 仲良くして・喧嘩しないで・我慢しなさい | キモチ:まだこれで遊びたい気持ち、よくわかるよ。 ヤル気:「貸して」「いいよ」の練習してみようか。 ナットク:順番こで遊べば、みんな楽しいよ。10数えたら交代ね。 |
| スーパーで走る 「走らないで」 こら!・待ちなさい・お店の人に怒られるよ | キモチ:広くて走りたくなっちゃうよね。 ヤル気:忍者みたいに忍び足で歩こう! ナットク:お店には他のお客さんもいるから、ぶつかると大変だよ。 |
| 順番抜かし 「並びなさい」 順番守って・ズルしないで・後ろに行きなさい | キモチ:早くやりたくて待ちきれないんだね。 ヤル気:前の人についていって、電車ごっこで進もう。 ナットク:みんな順番を待ってるから、並ばないと不公平になっちゃうよ。 |
| ゲームやめない 「もう終わり」 いい加減にしなさい・捨てるよ・時間過ぎてるよ | キモチ:楽しくてやめたくないよね。いいとこだもんね。 ヤル気:セーブポイントまで行ったら終わりにできるかな? ナットク:約束の時間を守ると、明日も気持ちよくゲームできるよ。 |
| 忘れ物が多い 「また忘れたの」 確認しなさい・だらしない・何回言えばわかるの | キモチ:慌てて忘れちゃったんだね。困ったね。 ヤル気:持ち物チェックリスト、一緒に作ってみる? ナットク:寝る前に準備しておくと、朝慌てなくて済むよ。 |
| 「バカ」と言う 「バカって言わない」 そんな言葉使わないの・誰が言ったの・あんたこそバカ | キモチ:イライラして、強い言葉を使いたかったんだね。 ヤル気:嫌な気持ちだったんだね。「やめて」って言葉で教えてくれる? ナットク:「バカ」って言われると、心がチクッてして悲しいよ。 |
| 「死ね」と言う 「なんてこと言うの」 二度と言うな・親に向かってなんだ・最低だね | キモチ:それくらい怒ってるんだね。爆発しそうなんだね。 ヤル気:嫌だった気持ちを、他の言葉で教えてくれる? ナットク:その言葉は、本当に命がなくなる時に使うとても重い言葉だよ。 |
| 電車で騒ぐ 「静かにして!」 降りるよ・迷惑でしょ・シーッ! | キモチ:電車に乗ってワクワクしちゃったね。 ヤル気:ありさんの声でお話しできるかな?窓の外に何が見えるか教えて! ナットク:寝てる人や本読んでる人がいるから、静かにしようね。 |
危険回避(3場面)
命やけがに関わる場面。ここだけは、言い換えより先に体で止めます。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| 道路への飛び出し 「危ない!」 飛び出さないで・死ぬよ・何やってるの | キモチ:向こうに行きたくて急いでたんだね。びっくりしたよ。 ヤル気:道路は「ピタッ」!手をつないで渡ろう。 ナットク:車は急には止まれないんだよ。だから道路の前ではピタッと止まろうね。 |
| 高いところに登る 「降りなさい」 危ないでしょ・落ちるよ・バカなことしないの | キモチ:登ってみたかったんだね。高いところ、気になるよね。 ヤル気:お猿さんごっこは公園でやろう。ここは降りようね。 ナットク:ここから落ちると、頭を打って血が出ちゃうよ。 |
| 熱いものを触る 「触っちゃダメ」 熱いよ・火傷するよ・ダメって言ったでしょ | キモチ:それが何なのか気になったんだね。 ヤル気:「アッチッチ」だから、手はおなかにピタッ。離れたところから一緒に見よう。 ナットク:これは熱いお鍋だよ。触ると手が痛くなっちゃうよ。 |
褒める場面(3場面)
できたとき・がまんできたとき。「えらいね」の一歩先の言い方です。
| 場面・つい言いがち | 言い換え |
|---|---|
| 一人でできた 「えらい」 すごいね・いい子だね | キモチ:自分だけでできて、気持ちいいね! ヤル気:次もパパに見せてほしいな、楽しみ! ナットク:一人で着替えられると、すぐ遊び始められるね。 |
| 我慢した 「よく我慢した」 えらいね・いい子にしてたね | キモチ:欲しかったのに我慢して、偉かったね。 ヤル気:気持ちを切り替えられて、かっこよかったよ!帰ったら一緒に遊ぼうね。 ナットク:我慢する力は、これからとっても役に立つよ。 |
| お手伝いした 「ありがとう」 助かった・えらいね | キモチ:手伝ってくれてママとっても嬉しい! ヤル気:〇〇ちゃんは力持ちだね、助かるよ。 ナットク:みんなでやると早く終わって、その分遊べるね。 |
あわせて読みたい
▼言い換えの次は、親の関わり方のクセも見てみませんか。8問で子育てのタイプがわかる無料診断です。



















































