はじめに：「あーうー」「まんま？」赤ちゃんの可愛い声、これって何て呼ぶの？
皆さん、こんにちは！日々、2歳息子の「おしゃべり」に驚きと笑いをもらっている「いろパパ」です。
赤ちゃんが生まれて、少しずつ表情が豊かになってくると、今度は「声」が聞こえてきますよね。「あー」「うー」といった可愛い声や、「ばぶばぶ」「まんま」みたいな、なんだか言葉っぽい響きも！
そのたびに、「今の声、何！？」「おしゃべりしてるみたい！」って、パパママは嬉しくなっちゃいますよね。
でも同時に、「これって、クーイング？それとも喃語？」「バブリングって言葉も聞くけど、何が違うの？」「いつから始まって、いつまで続くの？」「うちの子、他の子より遅くないかな？」…なんて、疑問やちょっとした不安も湧いてきませんか？
僕もめちゃくちゃ思いましたよ！息子が「あーうー」言い始めた時は、『おお！宇宙と交信してる！』なんて喜んでたけど（笑）、周りの子の話を聞くと、『うちの子、まだ”まんま”とか言わないな…』って、内心焦ったり。言葉の発達って、本当に個人差が大きいって頭では分かっていても、やっぱり気になっちゃいますよね。
そうなのよね。「クーイング しない」「喃語 遅い」なんて検索しちゃったり…。ちゃんと成長してるか、心配になるのは親心だものね。
この記事では、そんな赤ちゃんの「おしゃべり」の第一歩である「クーイング」「喃語（なんご）」「バブリング」について、
- それぞれの意味と特徴、違いって何？
- いつからいつまで見られるのが一般的なの？
- どんな種類があるの？（あーあー、まんま、だだだ…）
- 赤ちゃんにとって、どんな発達上の意味があるの？
- 「うちの子、しないんだけど…」「遅いかも…」と心配になったらどうすればいい？
- 言葉の発達を促すために、パパママができることは？
といった疑問や不安に、僕自身の体験談も交えながら、分かりやすくお答えしていきます！
赤ちゃんの可愛い声の意味を知れば、もっと愛おしく感じられるはず。そして、パパママの心配も少し軽くなるかもしれませんよ。
Step 1：天使のささやき？「クーイング」とは（時期：生後1～3ヶ月頃）
赤ちゃんが言葉を話す前の、最初の可愛い「おしゃべり」。それが「クーイング（Cooing）」です。まるで天使のささやきのような、聞いているだけで幸せな気持ちになる声ですよね。このクーイングについて、詳しく見ていきましょう。
クーイングの基本情報：どんな声？いつから？
まずは、クーイングの基本的な特徴です。
- 声の特徴:
- 主に「あー」「うー」「くー」「ふー」といった、母音のような柔らかい音が中心です。
- 喉の奥を鳴らすような、力が抜けたリラックスした響き。
- ハトの鳴き声「クー（coo）」に似ていることから名付けられました。
- 時期の目安:
- 一般的に生後1～2ヶ月頃に始まり、生後3～4ヶ月頃までによく聞かれます。
- その後、徐々に子音を含む「喃語（なんご）」へと移行していきます。
- どんな時に出る？:
- 赤ちゃんが満たされていて、機嫌が良い時に多く聞かれます。
- 安心している時、リラックスしている時、パパやママの顔を見ている時など。
- 赤ちゃんからの「ここにいるよ」「楽しいな」といったサインかもしれません。
あったあった！息子もよく、お風呂上がりとか、抱っこされて満足そうな時に「あぅー」「くぅー」って言ってたなぁ。あれがクーイングだったのか！ただ可愛いだけじゃなくて、ちゃんと意味があったんだね。こっちまで幸せな気持ちになる声だったよ。
クーイングが持つ大切な意味と役割
一見、意味のない声のように聞こえるクーイングですが、赤ちゃんの成長にとって非常に重要な意味を持っています。
- 発声練習の第一歩: 自分の声帯を使って音を出す練習を始めています。言葉を発するための基礎作りです。
- 自分の声との出会い: 「声を出すと音がする！」という発見を楽しんでいます。
- コミュニケーションの芽生え: 親が反応することで、「声を出すと応えてもらえる」という対人コミュニケーションの基礎を学び始めます。
- 愛着形成の促進: 親が優しく応えることで、赤ちゃんは安心し、親との絆（愛着）を深めていきます。
赤ちゃんがクーイングしてたら？パパママにできること
赤ちゃんがクーイングを始めたら、それは絶好のコミュニケーションチャンス！難しく考えず、こんな風に関わってみましょう。
- 笑顔で「なあに？」: 赤ちゃんの声に気づいたら、まずは笑顔で優しく応えましょう。「なあに？」「お話ししてるの？」と声をかけるだけでOK！
- たくさん話しかける: 「気持ちいいね」「ご機嫌だね」など、赤ちゃんの気持ちを代弁するように、優しい声でたくさん話しかけてあげてください。
- 赤ちゃんの声を真似っこ: 「あー」「うー」と、赤ちゃんの声を真似して返すのもおすすめです。「あなたの声、ちゃんと聞こえているよ」というメッセージになります。
- 目を見て、表情豊かに: 声だけでなく、しっかりと赤ちゃんの目を見て、笑顔や驚いた顔など、表情豊かに応えると、赤ちゃんはもっとコミュニケーションが楽しくなります。
- 絵本の時間もプラス: 少し早いかな？と思っても、優しい声で絵本を読んであげるのも良い時間になります。言葉のリズムや音に触れるだけでなく、親子の触れ合いタイムにもなりますね。どんな絵本がいいか迷ったら、ボードブック・ペーパーバック・ハードカバー・ソフトカバー・しかけ絵本とは？年齢に合う絵本の体裁と特徴を徹底解説！の記事もチェックしてみてください。
そっかぁ。特別なことじゃなくて、笑顔で返したり、話しかけたり、そんな普段の関わりが大事なのね。
そうそう！愛情をもって赤ちゃんと向き合っていれば、自然と良いコミュニケーションになってるんだと思うな。クーイングは、親子の絆を深める素敵な時間でもあるんだね。
クーイングは、赤ちゃんが社会的な関わりを始めるための、とても大切な一歩なのです。
クーイングの種類（音の例）
- 「あー」「うー」「くー」「ふー」「あぅー」「んー」「えー」など
まだ舌や唇を複雑に動かせないので、自然に出せる音が中心です。
クーイングしない、少ない…心配しすぎないで
「うちの子、あまりクーイングしないかも…」と心配になることもあるかもしれません。でも、焦らないでください。
- 個人差が大きい: クーイングの量や始まる時期には大きな個人差があります。
- 無理強いしない: 反射的な側面もあるので、無理に引き出そうとする必要はありません。
- 他のサインも見て: あやすと笑うか、目で追うかなど、声以外の発達も見てみましょう。
- おとなしい性格かも: 生まれつき静かで、あまり声を出さないタイプの赤ちゃんもいます。
- 聴力の確認: もし、呼びかけや大きな音への反応が気になる場合は、健診などで相談してみましょう。
多くの場合、心配しすぎる必要はありませんが、不安な場合は専門家に相談するのが一番です。
Step 2：おしゃべりの練習開始！「喃語（なんご）」とは（時期：生後4～8ヶ月頃から）
クーイングの次に出てくるのが「喃語（なんご）」です。ここから、赤ちゃんのおしゃべり練習が本格化していきます！
喃語ってどんな声？クーイングとの違いは？
- 特徴: クーイングが母音中心だったのに対し、喃語では「ば」「だ」「ま」といった子音が含まれ始めます。また、音の種類が増え、声のトーンや大きさも豊かになってきます。最初は「あーあー」のように母音が続くこともありますが、次第に「ばぶ」「まんま」のように子音と母音が結びついた音（音節）が出てきます。
- クーイングとの違い: 子音が出てくるかどうかが大きな違いです。喃語の方が、より言葉に近い響きになってきます。
- 時期: 一般的に、生後4～6ヶ月頃からクーイングに混じって現れ始め、生後7～8ヶ月頃にははっきりとした喃語が聞かれるようになります。1歳を過ぎても続く、比較的長い期間見られる発声です。
- どんな時に出る？: 機嫌が良い時はもちろん、一人遊びをしている時や、何かを要求したい時など、様々な場面で聞かれるようになります。この頃になると、自分の要求を伝えるために「泣く」だけでなく、「喃語」で気を引こうとするような行動も見られるかもしれませんね。赤ちゃんの「泣き声」の意味については、「違いわからない」を解決！赤ちゃんの泣き声【5種類/聞き分け/原因/対処法/おかしいサイン/アプリ】完全ガイドの記事も参考にしてみてください。
あー！「まんま」とか「だだだ」とか言い始めた時、すごく感動したわよね！『もしかしてママって言った！？』『パパのこと！？』なんて、夫婦で一喜一憂したり（笑）。
そうそう（笑）。まだ意味は分かってないって頭では理解してるんだけど、やっぱり嬉しいもんだよね。喃語が出てくると、「あぁ、言葉を話す準備をしてるんだな」って実感するよ。
喃語は、唇や舌の使い方を練習し、言葉を発するための筋肉を鍛え、音の響きやリズムを学んでいる、言葉の土台作りのための重要なステップなんです。
喃語の種類と発達段階
喃語は、時期によって少しずつ変化していきます。
- 初期喃語（生後4～6ヶ月頃）:
- 「あーあー」「うーうー」など、母音が続いたり、単独の子音のような音が出たりする。クーイングに近い。
- 基準喃語・反復喃語（生後7～10ヶ月頃）:
- 「ばばば」「ままま」「だだだ」のように、同じ音（子音＋母音）を繰り返すのが特徴。「喃語の爆発期」とも言われ、盛んに声を発するようになる子も。
- 多音節喃語・非反復喃語（生後10ヶ月頃～）:
- 「ばぶー」「あうーぱ」のように、違う音を組み合わせたり、より複雑な音を発したりするようになる。イントネーションも大人のおしゃべりに似てくる。
【喃語の具体例】
「あーあー」「うーうー」「ばぶ」「ぶーぶー」「まんま」「ぱぱぱ」「だだだ」「あう」「んま」「あぷー」など、本当に様々です！
喃語が出ない、少ない…大丈夫？
喃語もクーイング同様、出現時期や量には個人差が大きいです。
- 焦らないで: 周りの子と比べて「うちの子はまだ…」と焦る必要はありません。その子のペースがあります。
- 聴力は大丈夫？: 喃語は、自分の声や周りの人の声を聞きながら発達します。呼びかけへの反応が薄いなど、聞こえに心配がある場合は早めに相談しましょう。
- 関わり方を見直してみる: 赤ちゃんが声を出した時に、笑顔で応えたり、真似して返したり、たくさん話しかけたりすることは、喃語の発達を促す上でとても大切です。
- 口周りの発達: 離乳食の進み具合など、口周りの筋肉の発達も関係することがあります。
1歳を過ぎても喃語がほとんど聞かれない、あるいは喃語の種類が増えないといった場合は、一度、健診などで相談してみるのが良いでしょう。
「バブリング」って何？喃語との違いは？
ところで、「喃語」と似た言葉で「バブリング（Babbling）」という言葉を聞いたことはありませんか？
バブリングは、英語由来の言葉で、一般的には「喃語」とほぼ同じ意味で使われています。特に、「ばばば」「だだだ」のような反復喃語を指してバブリングと呼ぶことが多いようです。
なるほど、喃語とバブリングは、ほぼイコールって考えて良さそうだね。どっちの言葉を使うかは、専門家や本によっても違うかもしれないけど、意味するところは赤ちゃんの「言葉の練習」ってことだね！
なので、「うちの子はバブリングしてるかな？」も「喃語を話してるかな？」も、基本的には同じことを指していると考えて大丈夫です。この記事では、主に「喃語」という言葉で統一して説明していきますね。
赤ちゃんの言葉の発達：全体の流れと促す関わり方
クーイングから喃語へ、そして意味のある最初の言葉（初語）へ。赤ちゃんの言葉は、段階を踏んで発達していきます。
【言葉の発達の大まかな流れ（目安）】
- クーイング期（生後1～3ヶ月頃）: 「あー」「うー」
- 喃語期（生後4ヶ月頃～）:
- 初期喃語：「あーあー」「ぶー」
- 反復喃語：「ままま」「だだだ」
- 多音節喃語：「あぶー」「ばう」
- 初語期（1歳前後～）: 「まんま（ご飯）」「わんわん（犬）」など、意味のある言葉が出始める
【重要】発達には大きな個人差があります！
この流れはあくまで目安です。言葉の発達スピードは、本当に赤ちゃん一人ひとり違います。 早く話し始める子もいれば、ゆっくりじっくりな子もいます。周りの子と比べて一喜一憂せず、その子のペースを見守ってあげることが何より大切です。
うちの子も、周りの子より話し始めるのが少しゆっくりだったから、心配した時期もあったけど、ある日突然たくさん話し始めて驚いたわ。焦らず見守るって大事よね。
【言葉の発達をサポートする関わり方】
特別な訓練は必要ありませんが、日々の生活の中でパパママが少し意識することで、赤ちゃんの言葉の発達を豊かにすることができます。
- たくさん話しかける: 「おはよう」「おむつ替えようね」「ご飯おいしいね」など、目を見て優しくたくさん話しかけましょう。
- 赤ちゃんの声に反応する: 赤ちゃんが「あーうー」言ったら、「なあに？」「そうなの？」と笑顔で返してあげましょう。コミュニケーションの楽しさを伝えます。
- 絵本の読み聞かせ: 色々な言葉やリズムに触れる良い機会です。親子で楽しむ時間にもなりますね。ボードブック・ペーパーバック・ハードカバー・ソフトカバー・しかけ絵本とは？年齢に合う絵本の体裁と特徴を徹底解説！
- ジェスチャーを交える: 「バイバイ」「ちょうだい」などをジェスチャー付きで伝えるのも効果的です。
- 要求を先回りしすぎない: 赤ちゃんが指差しなどで何かを伝えようとしている時は、すぐに答えを与えるのではなく、「あれが欲しいの？」など言葉で確認し、赤ちゃんが声や言葉を出す機会を作ってあげるのも良いでしょう。
「うちの子、遅いかも…」心配になったときのチェックポイントと相談先
個人差が大きいとはいえ、「もしかして、うちの子、言葉が遅い…？」と心配になることもありますよね。そんな時は、以下の点をチェックしてみてください。
【相談を検討する目安】
- クーイング: 生後半年を過ぎても、クーイングのような声がほとんど聞かれない。
- 喃語: 1歳を過ぎても、「ばばば」「まんま」のような喃語がほとんど聞かれない。
- 反応: 名前を呼んでも振り向かない、簡単な指示（「ちょうだい」など）が伝わらない（1歳半頃～）。
- 指差し: 興味のあるものを指さしたり、親が指さした方を見たりしない（1歳半頃～）。
- 初語: 1歳半～2歳近くになっても、意味のある言葉がいくつか出てこない。
- その他: 聴力に不安がある、視線が合いにくい、コミュニケーション全般に気になることがある。
これらの目安はあくまで参考であり、当てはまったからといって、必ずしも問題があるわけではありません。しかし、心配な場合は一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。
【主な相談先】
- 地域の保健センター（子育て世代包括支援センターなど）: 保健師さんや専門職に相談できます。健診の機会を利用するのも良いでしょう。【ネウボラって何？】妊娠中から頼れる！日本の子育て支援「ネウボラ」をパパが徹底解説
- かかりつけの小児科医: 発達全般について相談でき、必要であれば専門機関を紹介してもらえます。
- 子育て支援センター: 地域の親子が集まる場所で、保育士さんや相談員さんに気軽に話を聞いてもらえることもあります。
僕も、息子が1歳半くらいの時、周りの子に比べて言葉が少ない気がして、市の発達相談に行ったことがあるんだ。結果、特に問題はなかったんだけど、専門家の人に話を聞いてもらって、「今はこういう時期なんですよ」「こんな風に関わってみては？」ってアドバイスをもらえただけで、すごく安心したのを覚えてるよ。
【発達障害との関連について】
「喃語が出ない＝発達障害」と短絡的に結びつけるのは間違いです。言葉の発達がゆっくりな子の多くは、個性や環境要因によるものです。しかし、言葉の遅れが、自閉スペクトラム症などの発達障害のサインの一つである可能性もゼロではありません。 もし、言葉の遅れだけでなく、コミュニケーションの取りにくさや、こだわり行動など、他の面でも気になることがある場合は、専門機関に相談してみることをお勧めします。正しい情報を得て、適切なサポートにつなげることが大切です。
まとめ：赤ちゃんの可愛い「おしゃべり」を、焦らず、楽しもう！
クーイング、喃語（バブリング）…。赤ちゃんが発する声は、言葉を獲得していくための大切なステップであり、私たち親にとっては、何物にも代えがたい喜びですよね。
【今日のおさらいポイント！】
- クーイング（生後1～3ヶ月頃）: 「あーうー」母音中心。機嫌が良い時の発声練習。
- 喃語/バブリング（生後4ヶ月頃～）: 「ばぶばぶ」「まんま」子音登場！言葉の土台作り。
- 時期や量には大きな個人差！ 周りと比べず、その子のペースを見守ろう。
- パパママの語りかけや反応が、言葉の発達を豊かにする。
- 心配な時は一人で悩まず、 保健センターや小児科医に気軽に相談を！
赤ちゃんの「おしゃべり」って、本当に神秘的で面白いよね。意味が分からなくても、一生懸命何かを伝えようとしている姿を見ると、愛おしくてたまらなくなる。聞き分けよう！って必死になるより、その声に耳を傾けて、笑顔で応えてあげる。それが一番大事なのかもしれないね。
そうね。親子のコミュニケーションを楽しむことが、きっと赤ちゃんの心と言葉を豊かに育むのね。焦らず、この可愛い時期を存分に楽しみましょう！
赤ちゃんの言葉の発達は、長い目で見てあげてください。そして、日々の小さな「おしゃべり」の一つ一つを、ぜひ楽しんでくださいね！
この記事が、皆さんの疑問や不安の解消に、少しでもお役に立てれば幸いです。
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