はじめに:市販の「防災リュック」では、赤ちゃんは守れない

おい、この間買った防災リュックの中身を確認したか?
軍手、乾パン、懐中電灯…。これ、大人は生き延びられても、赤ちゃんの命を守るものは一つも入ってないぞ。

えっ、本当? 安心しきってたわ。ミルクもないし、オムツもない…。もし被災したら、避難所で配給されるおにぎりは食べられないし、どうすればいいの?
こんにちは!元ソニーエンジニアで、災害時のシミュレーション (リスク管理) を趣味にしている「いろパパ」です。
地震や台風などの災害時、赤ちゃんや小さな子供は、自力で逃げることも、助けを呼ぶこともできない 「災害弱者」 です。
そして残念ながら、市販の防災セットの多くは「大人向け」に作られており、 育児に必要な物資(ミルク、オムツ、着替え)は欠落 しています。
子供の命を守れるのは、親であるあなただけ。
そして、その準備は高い防災グッズを買わなくても、 「100均」 と 「いつもの育児グッズ」 で最強のカスタムセットが作れます。
この記事では、元エンジニアが設計した 「子供のための防災システム(備蓄リスト)」 を公開します。
- 外出時に被災したら?(0次防災)
- 100均で買える神アイテム
- 停電・断水でもミルクを作る方法
「もしも」の時にパニックにならず、子供を笑顔で守り抜くための知識を、今ここでインストールしてください。

1. 【0次防災】外出時に被災したら?「防災ポーチ」の中身
災害は家にいる時に起きるとは限りません。
公園、スーパー、電車の中…。外出時に被災した場合に備えるのが 「0次防災」 です。
いつものマザーズバッグに「+α」するもの
マザーズバッグにはオムツやお尻拭きが入っていますが、それだけでは足りません。
以下のアイテムを、ダイソーなどの メッシュケース(B5サイズ推奨) にまとめて、常にバッグに入れておきましょう。
- 液体ミルク(1本): 調乳不要で常温で飲める命綱。
- 防臭袋(BOSなど): 使用済みオムツや嘔吐物を密封するため。
- 小型ライト: 100均のペンライトでOK。停電した地下街や夜道で必須。
- モバイルバッテリー: スマホの充電切れは、情報の遮断 (孤立) を意味します。
身元確認のための「パーソナルカード」
万が一、避難時の混乱で子供とはぐれてしまったら?
まだ自分の名前や住所を言えない子供のために、 「パーソナルカード」 を作成し、リュックやポケットに入れておきましょう。
- 記載内容: 名前、生年月日、血液型、アレルギー情報、親の連絡先、緊急避難場所。
- 写真: 親子で写っている写真を入れておくと、引き渡しの際の証明になります。
2. 【100均活用】ダイソー・セリアで揃う「子供用防災グッズ」
防災グッズは高いイメージがありますが、実はダイソーやセリアで優秀なアイテムが揃います。
衛生・トイレ用品「圧縮タオル・黒ポリ袋」
断水時、お風呂に入れないストレスは想像以上です。
- 圧縮タオル: ラムネ菓子のように圧縮されたタオル。少量の水で戻り、体を拭くのに使えます。
- 黒いポリ袋: 中身が見えないので、簡易トイレの袋として、または着替えやオムツの目隠しポンチョとしても使えます。
- 衣類圧縮袋: オムツは場所を取ります。圧縮袋でペチャンコにして、リュックの底に詰め込みましょう。
停電対策「ケミカルライト(サイリウム)」
懐中電灯は電池が切れたら終わりですが、 ポキッと折るだけで光る「ケミカルライト」 は、電池不要で確実に光ります。
コンサート用のペンライトですが、子供にとっては「魔法のステッキ」。
暗闇の恐怖を和らげ、目印にもなるので、複数本用意しておきましょう。
防寒・保温「アルミブランケット」
100均のアルミブランケットは薄くて破れやすいのが難点ですが、緊急用の防寒具としては十分機能します。
カサカサ音がうるさいので、避難所で使う時は注意が必要ですあ、雨よけやレジャーシート代わりにもなる万能シートです。
3. 【食料備蓄】ライフライン停止に備える「ミルク・非常食」
電気・ガス・水道が止まった時、子供の食事をどう確保するか。
これは「ロジスティクス (補給) 」の問題です。
お湯がいらない「液体ミルク」は命綱
ガスも電気も止まれば、お湯は沸かせません。
カセットコンロがあれば良いですが、避難所では使えないこともあります。
そこで必須なのが 「液体ミルク」 です。
常温で、哺乳瓶に移すだけ (または専用アタッチメントで直飲み) で栄養補給が完了します。
- ローリングストック:
賞味期限は半年〜1年程度。期限が近づいたら外出時に飲ませて、新しいものを買い足す循環を作りましょう。
▼液体ミルクの安全性やアタッチメントについてはこちら

アレルギーっ子も安心「特定原材料不使用」の備蓄
避難所の配給 (パンやおにぎり) には、卵・乳・小麦が含まれていることが多いです。
食物アレルギーがある場合は、 「アレルギー対応の非常食(アルファ米やライスクッキー)」 を自力で確保しておく必要があります。
▼コープなどの宅配食材で、アレルギー対応品を日常的にストックするのも手です

4. 【避難装備】逃げる時に役立つ「身につけるモノ」
いざ逃げる時、子供に何を身につけさせますか?
普段使いのアイテムが、実は最強の防災装備になります。
防災頭巾より「自転車用ヘルメット」
学校指定の防災頭巾も良いですが、落下物からの衝撃吸収力 (物理防御力) は ヘルメット が段違いに上です。
普段使っている自転車用ヘルメットを、すぐに持ち出せる場所 (玄関や枕元) に置いておきましょう。
▼命を守るSGマーク付きヘルメットの選び方

停電時の誘導灯になる「光る靴」
夜間の避難時、足元は瓦礫やガラスで危険です。
歩くたびにピカピカ光る 「光る靴」 を履かせておけば、足元を照らすライト代わりになり、親も子供の位置を把握しやすくなります。
何より、子供が怖がらずに歩いてくれる効果が絶大です。
▼洗えない?電池交換は?光る靴の疑問を解決

両手を空けるための「抱っこ紐・おんぶ紐」
瓦礫の上をベビーカーで移動するのは不可能です。
避難時は必ず 「抱っこ紐(おんぶ紐)」 を使い、両手を空けておきましょう。
普段はヒップシート派の人も、密着して走れるキャリータイプを1本キープしておくべきです。
▼災害時にも役立つ抱っこ紐の選び方

5. 【情報・電源】スマホの充電を切らさない「ガジェット」
現代の災害において、スマホは「命綱 (ライフライン) 」です。
充電を切らさないための電源確保は、エンジニアとして最優先事項です。
手回し充電は疲れる?「乾電池式モバイルバッテリー」
よくある「手回し充電ラジオ」は、スマホをフル充電するには何時間も回し続ける必要があり、現実的ではありません。
おすすめは 「乾電池式のモバイルバッテリー」 です。
乾電池なら備蓄もしやすく、避難所でも入手しやすいからです。
▼乾電池の備蓄には液漏れの無い電池がおすすめ、詳細はこちら

情報収集と明かり「多機能防災ラジオ」
スマホのバッテリー温存のため、ニュースはラジオで聞きましょう。
ソーラー充電、LEDライト、SOSサイレン機能がついた多機能タイプが1台あると安心です。
子供の居場所がわかる「GPS端末」
はぐれた時のために、子供のランドセルや服に 「GPS端末」 を忍ばせておくのも有効です。
災害時だけでなく、普段の登下校の見守りにもなります。
▼子供用GPS・スマートウォッチのおすすめ比較

6. 【メンタルケア】避難所での「退屈・不安」を消すおもちゃ
避難所生活で一番辛いのは、「子供が退屈して騒ぐこと」による周囲への気遣いです。
音が出ず、場所を取らず、長時間集中できるおもちゃを用意しておきましょう。
音が出なくてかさばらない「シールブック・折り紙」
- シールブック: 黙々と貼って剥がして遊べる神アイテム。
- 折り紙・お絵かき: 紙とペンさえあれば無限に遊べます。
▼ダイソーでも買える!おすすめシールブックとお絵かきグッズ


不安を和らげる「いつものぬいぐるみ」
非常時だからこそ、子供には 「安心感」 が必要です。
いつも一緒に寝ているぬいぐるみやタオルがあるだけで、パニックを抑え、眠りにつくことができます。
荷物になっても、これだけは持って行ってあげてください。
▼ぬいぐるみの管理と持ち運びについてはこちら

まとめ:防災は「想像力」のエンジニアリング
「いつか来るかも」ではなく、「今、この瞬間にグラッときたら?」と想像すること。
そして、その時に子供を守るためのシステム (装備) を構築すること。
それが防災のエンジニアリングです。
100均グッズと、家にある育児用品を詰め込むだけで、立派な防災セットは作れます。
この記事を読んだ今が、準備を始めるベストタイミングです。





















































































































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