はじめに:「この保育園、本当に安全?」我が子を安心して預けるために
皆さん、こんにちは!もうすぐ3歳になる息子を保育園に預けている「いろパパ」です。
大切なわが子を、長い時間預けることになる保育園。「子どもが毎日笑顔で、安全に過ごせる園を選びたい!」これは、全てのパパママに共通する切実な願いですよね。
しかし、ニュースなどで保育園での思わぬ事故の報道を目にするたび、「うちの子が通う(通う予定の)園は大丈夫だろうか…」「安全な園って、どうやって見極めたらいいんだろう?」と、不安な気持ちになることも少なくありません。

本当にそうなんだよ…。保育園は信頼しているけど、やっぱり心配はゼロにはならない。特に初めての保育園選びの時は、何を基準に選べばいいのか、見学に行ってもどこを見ればいいのか、正直よく分からなかったんだよね。

そうなのよ!雰囲気は良さそうに見えても、安全対策がしっかりしているかは、なかなか外から見ただけじゃ分からないものね。見学の時に、具体的に何を聞けばいいのか、どんな点をチェックすればいいのか、事前にリストアップしておけば良かったって後から思ったわ。
まさにその通り!保育園での事故を防ぎ、安心して子どもを預けるためには、園選びの段階、特に「見学」が非常に重要になります。そして、見学時に適切な質問をすることで、園の安全への意識や具体的な対策を把握することができるのです。
この記事では、
- なぜ保育園選び・見学が重要なのか?(事故の現状と原因を知る)
- 聞きにくいこと、どう聞く?角が立たない質問のコツ
- 【最重要】後悔しないための「保育園見学 質問リスト」(カテゴリー別に徹底解説!)
- 安全管理全般について
- 施設・設備の安全性について
- 保育内容・人員体制について
- 緊急時・災害時の対応について
- 衛生管理・食事(アレルギー対応)について
- おもちゃの安全も見学時のチェックポイント!
- 見学だけじゃない!家庭でできること、入園後の園との連携
- 【付録】そのまま使える!見学質問リスト(丁寧な言い換え版)
などを、2歳児を保育園に預ける「いろパパ」の視点と経験も交えながら、具体的にお伝えしていきます!
この記事を読めば、保育園見学で何を確認し、何を聞くべきかが明確になり、自信を持って「わが子にとって安全な園」を選ぶための大きなヒントが得られるはずです!
なぜ保育園選び・見学が重要なのか?~事故の現状と原因を知る~

まず、なぜ「安全な園選び」と「見学時のチェック」がこれほど重要なのか、その背景にある保育園での事故の現状と原因を簡単に押さえておきましょう。
保育園での事故、他人事ではない現状
残念ながら、保育園での事故はゼロではありません。こども家庭庁の報告によると、教育・保育施設等における事故報告件数は近年増加傾向にあり、2023年には過去最多の2772件、うち死亡事故も9件報告されています。
【教育・保育施設等における事故報告件数の推移(参考)】
年 | 総事故報告件数 | うち死亡事故件数 |
---|---|---|
2018 | 1744 | 6 |
2019 | 1586 | 5 |
2020 | 1872 | 5 |
2021 | 2347 | 5 |
2022 | 2461 | 5 |
2023 | 2772 | 9 |
(参考:こども家庭庁の教育・保育施設等における事故報告集計より)
もちろん、全ての園で事故が多発しているわけではありませんし、報告制度の整備による影響もあります。しかし、「事故は起こりうる」という前提で、そのリスクを少しでも減らすための努力が、園にも家庭にも求められているのです。
起こりやすい事故の種類(代表例)
保育園では、特に以下のような事故が起こりやすいとされています。
- 転倒・転落・衝突: 骨折などの怪我につながりやすい。遊具からの転落、走り回っての転倒、友達との衝突など。
- 誤嚥(ごえん)・窒息: 食べ物(ブドウ、パン等)や小さなおもちゃの誤飲、睡眠中の窒息(うつ伏せ寝、寝具など)。
- プール活動・水遊びでの溺水: 一瞬の隙が重大事故につながる危険性。
- 散歩・園外活動中の交通事故: 飛び出し、迷子、車との接触など。
- 送迎時の事故: 駐車場内での接触、置き去りなど。
事故が起こる背景・原因

事故の原因は一つではなく、複数の要因が重なって起こることが多いです。
- 人的要因: 保育士の人手不足、経験不足、見守り不足、情報共有のミスなど。
- 環境・設備要因: 遊具や設備の老朽化・不備、危険箇所の放置、安全点検の不足など。
- 管理体制要因: 安全マニュアルの形骸化、研修不足、緊急時対応の不備など。
- 子ども自身の要因: 予測不能な行動、危険認識の未熟さなど。

うーん、こうして見ると、防げたかもしれない事故もあるように感じるね…。だからこそ、園がどんな対策をしているのか、親がしっかり確認することが大事なんだな。
聞きにくいこと、どう聞く?角が立たない質問のコツと心構え
安全に関する質問は、子どもの命に関わる大切なこと。でも、あまりに直接的すぎたり、疑っているような聞き方になったりすると、園の先生も人間ですから、少し身構えてしまうかもしれません。
見学は、園の情報を得るだけでなく、これからお世話になる先生方と良好な関係を築く第一歩でもあります。お互いに気持ちよくコミュニケーションをとるために、質問する際には以下の点を少し意識してみましょう。

【質問する前の心構え】
- 「知りたい」という謙虚な姿勢で: 「ちゃんとやってるんですか?」ではなく、「園ではどのようにされていますか?」というスタンスで聞きましょう。
- 園への敬意を忘れずに: 忙しい中、見学の時間を作ってくれていることへの感謝の気持ちを持ちましょう。
- 質問はまとめて、簡潔に: ダラダラと質問し続けるのではなく、聞きたいことを整理し、要点を絞って質問すると相手の負担も減ります。
- ポジティブな側面にも触れる: 園の良い点を見つけたら、「ここが素敵ですね」と伝えることも、円滑なコミュニケーションにつながります。
【角が立たない質問の「言い換え」例】
ちょっと直接的かも…? | 丁寧で聞きやすい言い換え例 |
---|---|
「先生の人数、足りてますか?」 | 「子どもたちの安全のために、先生の配置は国の基準などを参考にされていると思いますが、こちらのクラス(年齢)では普段何名くらいの先生がいらっしゃいますか?」 |
「遊具、古くないですか?危なくないですか?」 | 「こちらの遊具、子どもたちが大好きそうですね!安全のために、定期的な点検などはどのようにされていますか?」 |
「事故があった時のマニュアル、ありますよね?」 | 「万が一の怪我や事故の際には、どのような対応フローになっていますか?園で定められているマニュアルなどがあれば、概要を教えていただけますか?」 |
「睡眠チェック、ちゃんとしてますか?」 | 「お昼寝中の安全についてお伺いしたいのですが、うつ伏せ寝防止や呼吸チェックなどは、どのくらいの頻度で、どのようにされていますか?」 |
「アレルギー対応、間違えたりしませんか?」 | 「うちの子には〇〇アレルギーがあるのですが、給食やおやつでの具体的な対応(調理場の区分や配膳方法など)について、詳しく教えていただけますでしょうか?」 |

なるほど!聞き方一つで、印象って全然変わるもんね。「疑ってる」んじゃなくて、「子どもの安全のために知っておきたいんです」っていう姿勢で聞くのが大事なんだな。

そうね。私たちも園を「評価」するっていうより、「一緒に子どもの安全を守るパートナー」として、協力していくための第一歩っていう気持ちで見学に臨むのが良いのかもしれないわね。
もちろん、どんなに丁寧に聞いても、園によっては回答が曖昧だったり、真摯に対応してくれなかったりする場合もあるかもしれません。その場合は、その園の安全に対する姿勢として、一つの判断材料にするのが良いでしょう。
大切なのは、遠慮しすぎて聞きたいことを聞けないのも問題ですし、攻撃的になって関係性を損ねるのも良くないということ。敬意と感謝を持ちつつ、子どもの安全のために必要な情報はしっかり確認する、このバランスを意識してみてくださいね。
【最重要】後悔しない保育園選び!見学で絶対に確認したい質問リスト(安全対策編)
ここからが本題です!保育園見学は、資料だけでは分からない園の「リアル」を知る絶好のチャンス。特に安全対策については、積極的に質問し、自分の目で確認しましょう。ここでは、見学時に確認・質問したい項目をリストアップし、そのポイントを解説します。

見学前に準備しておきたいこと
- 質問リストの作成: この記事の最後にあるリストも参考に、自分が特に気になる点をリスト化しておくと、聞き忘れを防げます。
- 見るべきポイントの予習: 園舎、園庭、保育室、遊具など、どこを重点的に見るか考えておきましょう。
- 時間帯の考慮: 可能であれば、子どもたちが活動している時間帯(例:自由遊び、散歩前、給食前など)に見学できると、普段の様子が分かりやすいです。(園の都合もあるので要相談)
- メモ帳とペン: 気づいたことや回答をメモするために必須です。

確かに、行き当たりばったりで見学するより、事前に準備しておくと全然違うわよね。特に質問したいことは、忘れずにメモしておかないと!
安全管理全般について聞くべきこと
園全体の安全に対する意識や体制を確認するための質問です。
【質問リスト:安全管理全般】
質問例 | 確認したいポイント・背景 | 回答・対応のチェックポイント例 |
---|---|---|
「安全管理マニュアルはありますか?見せていただけますか?」 | 園として安全対策の基準を持っているか。形骸化していないか。 | 具体的なマニュアルがあり、内容を説明できるか。すぐに見せてもらえなくても、後日説明するなどの対応があるか。 |
「保育士向けの安全研修は定期的に行っていますか?」 | 保育士の安全意識や知識をアップデートする機会があるか。 | 年間の研修計画があるか、外部講師を招いているかなど、具体的な取り組み内容を聞く。 |
「ヒヤリハット事例は園内でどのように共有・活用していますか?」 | 小さな危険の芽を摘み、事故防止に繋げる意識があるか。 | 定期的な会議での共有、具体的な改善策への反映など、仕組みとして機能しているか。 |
「事故発生時の対応(連絡体制、救急対応等)は決まっていますか?」 | 万が一の際に、迅速かつ適切な対応が取れる体制か。 | 具体的な連絡フロー、救急車要請の基準、応急手当の知識などが明確になっているか。 |
「賠償責任保険には加入していますか?」 | 事故発生時の補償体制について。 | 加入している保険の種類や内容を説明できるか。(加入は一般的です) |

マニュアルとか研修とか、ちょっと聞きにくい気もするけど、すごく大事なことだよね。ヒヤリハットの共有がちゃんとされてる園は、安全意識が高い園って言えるかもしれないな。
施設・設備の安全チェックポイントと質問
園舎や園庭、遊具など、子どもたちが日常的に過ごす環境の安全性を確認します。
【質問リスト:施設・設備】
質問例 | 確認したいポイント・背景 | 回答・対応のチェックポイント例 |
---|---|---|
「遊具や設備の安全点検は、どのくらいの頻度で、どのように行っていますか?」 | 老朽化や破損による事故を防ぐ意識があるか。 | 定期的な点検(毎日/毎週/毎月など)と、専門業者による点検(年1回など)の実施状況。記録が残されているか。 |
(園庭や保育室を見ながら)「危険と思われる箇所への対策は?」 | 死角、段差、家具の固定、コンセントカバー、窓やベランダの安全柵、扉の指挟み防止など、具体的な対策がされているか、自分の目で確認しながら質問する。 | 危険箇所を認識し、具体的な対策(例:「ここにはクッション材を貼っています」「棚は転倒防止金具で固定済みです」)が取られているか。 |
「お昼寝(睡眠)時の安全対策はどのようにしていますか?」 | SIDS(乳幼児突然死症候群)や窒息事故の予防策。 | 仰向け寝の徹底、睡眠チェック(呼吸・体勢)の頻度と方法、寝具(硬さ、掛け布団の種類)、ベビーベッド周りの安全性(柵との隙間、ぬいぐるみ等の排除)について説明できるか。 |

遊具の点検頻度は気になるわね。あと、お昼寝中のチェック!これは絶対確認したいポイントだわ。睡眠環境も見せてもらえると安心ね。
保育内容と人員体制に関する質問
日々の保育活動の中で、どのように安全が確保されているかを確認します。
【質問リスト:保育内容・人員体制】
質問例 | 確認したいポイント・背景 | 回答・対応のチェックポイント例 |
---|---|---|
「クラスの担任の先生は何人ですか?保育士の配置基準は満たしていますか?」 | 子どもの人数に対して、十分な数の大人の目があるか。 | 国の配置基準を説明でき、それを上回る配置をしているか。資格保有者の割合なども確認できると尚良い。 |
「散歩や園外活動の際の安全対策(人数、ルート、ルール等)は?」 | 園外での交通事故や迷子、転落などのリスク管理。 | 引率人数、散歩ルートの安全性確認、子どもへの事前指導、交通ルール遵守の徹底、緊急連絡体制などが明確か。 |
「プール活動や水遊びの際の監視体制や安全ルールは?」 | 溺水事故防止策。 | 監視員の人数と配置、資格、水深、体調確認、ルールなどが具体的に決められているか。 |
「活動中に怪我をした場合の対応は?」 | 応急手当の体制、保護者への連絡基準、病院受診の判断基準など。 | 救急箱の設置場所、応急手当の知識を持つ職員がいるか、連絡・受診の基準が明確か。 |

散歩やプールの時の安全対策は、特に詳しく聞いておきたいな。先生の人数はもちろんだけど、どんなルールでやってるのか、具体的に聞けると安心感が違うよね。
緊急時・災害時の対応に関する質問
地震や火災など、万が一の災害発生時の対応を確認します。
【質問リスト:緊急時・災害時】
質問例 | 確認したいポイント・背景 | 回答・対応のチェックポイント例 |
---|---|---|
「避難訓練はどのくらいの頻度で実施していますか?」 | 定期的な訓練により、いざという時にスムーズに行動できるか。 | 実施頻度(月1回など)、訓練内容(火災、地震、不審者対応など)、子どもたちへの事前指導の有無など。 |
「避難場所はどこですか?そこまでの経路は安全ですか?」 | 災害時に安全に避難できる場所と経路が確保されているか。 | 指定避難場所、避難経路図の掲示、経路上の危険箇所の有無などを確認。 |
「災害時の保護者への連絡方法や引き渡し方法は?」 | パニックにならず、確実に子どもを引き取れるか。 | 連絡手段(一斉メール、電話など)、引き渡し場所、引き渡しルール(身分証明など)が明確か。 |
「備蓄品(水、食料、おむつ等)はありますか?」 | 避難生活に備えた準備がされているか。 | 備蓄内容、量、保管場所、賞味期限管理などを確認。 |
衛生管理・食事(アレルギー対応)に関する質問
感染症対策や、食事に関する安全性を確認します。
【質問リスト:衛生・食事】
質問例 | 確認したいポイント・背景 | 回答・対応のチェックポイント例 |
---|---|---|
「園内の清掃や、子どもたちが使うおもちゃの消毒などは、どのようにされていますか?(特に玩具など)」 | 感染症予防の基本的な対策。 | 清掃・消毒の頻度や方法が具体的か。おもちゃの消毒について詳しい情報はこちらも |
「食物アレルギーのある子どもへの対応は具体的にどうしていますか?」 | 命に関わる可能性もあるため、非常に重要。 | 情報共有の方法、調理場の区分、配膳時の確認体制、誤食防止策、緊急時対応(エピペン等)が明確かつ徹底されているか。 |
「給食やおやつの食材の安全性や、窒息防止の配慮(食材カット等)は?」 | 安全な食材の使用と、誤嚥・窒息事故の予防策。 | 食材選びの方針、調理方法、年齢に応じた食材のカット基準などが説明できるか。 |

アレルギー対応は、該当する子にとっては本当に命綱だものね。どこまで細かく対応してくれるのか、具体的に聞かないと不安だわ。
おもちゃの安全も見逃さない!見学時のチェックポイント
子どもたちが毎日触れるおもちゃの安全性も、見学時にチェックしたいポイントです。保育室の様子を見る際に、少し意識して観察してみましょう。
- おもちゃの状態: 壊れているもの、部品が取れかかっているものが放置されていないか?
- 年齢に合ったおもちゃか: 年齢の違う子どもが混在する環境の場合、小さい子が誤飲する可能性のある小さなおもちゃの管理はどうなっているか?(おもちゃの対象年齢の重要性はこちら)
- 清潔さ: おもちゃは清潔に保たれているか?定期的に消毒されているか?
- 持ち込みルール: 家庭からのおもちゃ持ち込みに関するルールはあるか?(トラブル防止のため)

おもちゃの管理状況って、園の安全意識が表れる部分かもしれないね。整理整頓されてて、壊れたものがちゃんと処分されてるかは、しっかり見ておきたいな。
見学だけじゃない!家庭でできること、入園後の園との連携

安全な保育園生活のためには、入園前の見学だけでなく、入園後の家庭での取り組みや園との連携も非常に大切です。
家庭での安全教育の重要性
- 危険な行動とその理由を教える: 「なぜ道路に飛び出してはいけないのか」「なぜおもちゃを投げたらいけないのか」など、理由も一緒に分かりやすく伝えましょう。
- おもちゃの安全な使い方を教える: 年齢に合った遊び方、片付けの大切さなどを日頃から伝えましょう。
- 自分の身を守る意識を育む: 少し大きくなったら、「危ないと思ったら先生に言うんだよ」など、自分の身を守るための行動も教えていきましょう。
入園後のコミュニケーションと連携
- 連絡帳を最大限に活用: 家庭での様子(体調の変化、気になる行動、アレルギー情報など)をこまめに伝え、園での様子も積極的に質問しましょう。
- 送迎時の短い会話も大切に: 担任の先生と顔を合わせ、その日の様子を共有しましょう。
- 懇談会・保護者会には積極的に参加: 園の方針や他の保護者の意見を聞き、情報交換する良い機会です。
- 気になることは「すぐに」「具体的に」相談: 不安や疑問を溜め込まず、早めに、具体的に園に相談する姿勢が大切です。

入園したら終わりじゃなくて、むしろそこからが園との連携のスタートなのね。連絡帳、もっと丁寧に書こうっと。

そうだね。お互いに情報をオープンにして、信頼関係を築くことが、結局は子どもの安全につながるんだと思うな。遠慮せずに、気になることはどんどん聞いてみよう!
まとめ:質問リストを活用し、納得できる安全な保育園を選ぼう!
今回は、保育園での事故を防ぎ、安全な園を選ぶための「見学時の質問リスト」を中心に、保護者ができることについて詳しく解説しました。
【今日のおさらいポイント!】
- 保育園での事故は他人事ではない。現状と原因を知ることが第一歩。
- 安全な園選びには「見学」が超重要!雰囲気だけでなく、安全対策を自分の目と耳で確認しよう。
- 見学前に質問のコツ(丁寧な聞き方)を知っておくとスムーズ。
- 【見学質問リスト】を活用し、安全管理体制、施設、保育内容、緊急時対応、衛生・食事について具体的に質問しよう。
- おもちゃの安全性も見学時のチェックポイント。
- 家庭での安全教育と、入園後の園との密な連携も事故防止の鍵。
- 心配なことは一人で抱え込まず、園に相談する姿勢が大切。

これで、次に保育園見学に行く機会があったら、自信を持って色々質問できそうだ!ただ漠然と見るんじゃなくて、チェックポイントを持って見学するだけで、得られる情報量が全然違うだろうね。

ええ。安全については、納得いくまで確認することが大事よね。この質問リスト、これから園を選ぶパパママの役に立つといいわね。
保育園は、子どもが多くの時間を過ごす大切な場所。この記事の質問リストなどを参考に、ご自身とお子さんにとって「ここなら安心して預けられる」と思える園を見つけてくださいね。そして、入園後も園としっかり連携し、お子さんの安全な毎日を見守っていきましょう。
【付録】そのまま使える!保育園見学・安全対策質問リスト(丁寧な聞き方ver.)

見学時に「何を聞けばいいんだっけ…?」とならないように、この記事で紹介した安全に関する質問を、丁寧な言い方でリストにまとめました。気になる項目をチェックして、見学時に活用してみてくださいね!
【見学時 安全対策 質問リスト】
カテゴリー | 質問例(丁寧な言い換え) | 特に確認したいポイント(メモ) |
---|---|---|
安全管理全般 | 「お子さんたちの安全のために、園全体で取り組まれている安全管理についてお伺いしたいのですが、何か特別なマニュアルなどはございますか?」 | マニュアル有無、内容概要、周知方法など |
「先生方が安全について学ばれる機会として、定期的な研修などは実施されていますでしょうか?」 | 研修頻度、内容(外部講師など)、参加状況など | |
「日々の保育の中で『ヒヤッとした』『危なかった』という事例があった場合、どのように共有し、今後の対策に活かされていますか?」 | 情報共有の仕組み、具体的な改善例など | |
「万が一、お子さんが怪我をされたり、体調を崩されたりした場合の対応(保護者への連絡、救急対応など)は、どのように決められていますか?」 | 連絡基準・フロー、救急車要請基準、応急手当体制など | |
「お子さんたちの万が一に備えて、賠償責任保険などには加入されていますでしょうか?」 | 保険の種類や簡単な内容など | |
施設・設備 | 「こちらの素敵な遊具ですが、子どもたちが安全に使えるように、定期的な点検などはどのようにされていますか?」 | 点検頻度(日常/専門業者)、記録の有無など |
「園庭(保育室)を見させていただいて、〇〇が少し気になったのですが、安全のために何か対策はされていますか?」(※具体的に気になった箇所を挙げる) | 危険箇所の認識、具体的な対策内容(柵、カバー、固定など) | |
「お昼寝の時間についてですが、SIDS(乳幼児突然死症候群)予防や安全確保のために、特に気をつけていらっしゃる点があれば教えていただけますか?」 | 睡眠チェック(頻度・方法)、寝具、ベッド周りの環境など | |
保育内容・体制 | 「子どもたちの安全を見守る体制についてお伺いしたいのですが、こちらのクラス(〇歳児クラス)では、普段何名くらいの先生で保育されていますか?」 | 保育士配置人数、国の基準との比較など |
「お散歩や園外での活動について、安全確保のために、どのような点に注意されていますか?(人数体制、ルート、ルールなど)」 | 引率人数、ルート確認、交通安全指導、緊急時対応など | |
「プール活動や水遊びを行う際、安全管理(監視体制やルールなど)はどのようにされていますか?」 | 監視員の配置・資格、水深管理、体調確認、ルールなど | |
緊急時・災害時 | 「地震や火災などの場合に備えて、避難訓練はどのくらいの頻度で、どのような内容で行われていますか?」 | 実施頻度、訓練内容(火災/地震/不審者等)、子どもへの説明など |
「災害時の避難場所と、そこまでの経路について教えていただけますか?」 | 指定避難場所、経路の安全性など | |
「もし災害が発生した場合、保護者への連絡や、お子さんの引き渡しはどのように行われますか?」 | 連絡手段、引き渡し場所・ルールなど | |
「災害に備えて、水や食料などの備蓄はされていますでしょうか?」 | 備蓄内容・量・管理方法など | |
衛生・食事 | 「園内の清掃や、子どもたちが使うおもちゃの消毒などは、どのようにされていますか?」 | 清掃・消毒の頻度・方法など |
「もし食物アレルギーがある場合、給食やおやつではどのような対応をしていただけますでしょうか?(誤食防止策なども含めて)」 | 情報共有方法、調理・配膳体制、緊急時対応(エピペン等)など | |
「給食の食材について、安全性や、子どもの年齢に合わせた誤嚥・窒息防止への配慮(食材カットなど)について、方針があれば教えていただけますか?」 | 食材選びの方針、調理方法、カット基準など | |
おもちゃ | 「こちらにあるおもちゃですが、安全点検などはされていますか?また、年齢の違うお子さんが一緒に遊ぶ際の、小さなおもちゃの管理などはどうされていますか?」 | おもちゃの状態確認、誤飲防止策、持ち込みルールなど |
【質問する際のポイント(再掲)】
- 謙虚な姿勢と敬意を忘れずに。
- 質問は事前に整理し、簡潔に。
- 園の良い点にも触れるなど、ポジティブなコミュニケーションを心がける。
- 回答があいまいな場合は、穏やかにもう少し具体的に聞いてみる。(例:「もう少し詳しく教えていただけますか?」)
このリストが、皆さんの保育園見学をより有意義なものにするための一助となれば幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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