今、心のHPが”1″のあなたへ。その辛さ、決して一人で抱えないで。

「もう限界…」「愛情が持てなくなってきたかも…」「一体、いつまでこれが続くの…?」

深夜2時、泣き叫ぶ我が子を抱きながら、君は今、そんな言葉を心の中で繰り返しているかもしれない。ようこそ、メンタルリープの“ラスボス戦”へ。
こんにちは。私も、3歳の息子が1歳半の頃、その“理不尽な攻撃”になすすべもなく、システムダウン寸前まで追い込まれた「いろパパ」です。
この記事は、出口のない暗闇のど真ん中にいる、あなたのための「具体的な地図」と「回復薬」です。
断言します。必ず、出口はあります。
そして、その出口を抜けた先には、あなたが驚くほど成長した、愛しい我が子の姿が待っています。
この記事では、なぜ特定の時期が「やばい」のかを構造的に分析し、先輩パパ・ママたちの阿鼻叫喚の体験談と、そこから得られた「親の生存戦略」を、徹底的にまとめました。
あなたは一人じゃない。みんな、同じ道を通って、今、ここにいる。
【1分でわかる】そもそも「メンタルリープ」って何?

最近よく聞くけど、そもそも「メンタルリープ」って、一体何なの?
赤ちゃんの脳が“OSをアップデート”している時期
メンタルリープとは、赤ちゃんの脳が急激に発達する時期のこと。
スマホのOSがアップデートされる時、一時的に動作が不安定になりますよね?赤ちゃんも同じ。新しい能力を獲得する負荷によって、不機嫌になったり、眠れなくなったり、ぐずりが増えたりするのです。
つまり、「ぐずり」は、脳の“成長痛”のようなもの。この理論は、オランダの心理学者フランス・プローイ博士が提唱した世界的な育児理論です。
「ぐずり期(雨の日)」と「ごきげん期(晴れの日)」が交互にやってくる

メンタルリープの特徴は、周期的に訪れるということ。
「ごきげん期(☀️)」→「ぐずり期(☔)」→「ごきげん期(☀️)」…と、天気が移り変わるように、子供の機嫌にも波が訪れます。
メンタルリープは生後20ヶ月までに、全部で10回訪れると言われています。
【重要】これは“お守り”です。当てはまらなくても全く問題ありません

ここで大切なことを一つ。メンタルリープは科学的に完全に証明された理論ではなく、あくまで“仮説”なんだ。
「うちの子は当てはまらない」それで全く問題ありません。
この理論の本当の価値は、「今の大変さは、成長の証で、一時的なものだ」と、親が思える“心の支え”になること。
「この辛さには理由がある」「いつか終わる」という視点を持てるだけで、親の心はずいぶん楽になります。
【結論】メンタルリープの山場は「8回目」と「10回目」に集中する

10回の波の中で、特に警戒レベルが高い“大嵐”が、2回来る。それが、8回目と10回目だ。
アンケート結果!先輩ママ・パパが「一番ひどい」と答えたのはいつ?
SNSで実施した独自アンケート(回答数87名)の結果、「一番ひどかったメンタルリープ」として挙げられたのは、
- 第1位:10回目(生後14〜17ヶ月頃) … 42%[/deco]
- 第2位:8回目(生後11〜12ヶ月頃) … 31%[/deco]
- 第3位:5回目(生後7〜8ヶ月頃) … 15%
- その他 … 12%
なんと、全体の73%が「8回目」か「10回目」に集中!
この2つの時期は、まさに「メンタルリープのラスボス」なのです。
なぜ?エンジニアパパが分析する「1歳半前後のぐずりが“やばい”3つの理由」
なぜこの時期が特別に大変なのか。分析した結果、3つの要因が同時に重なる「複合災害」であることがわかりました。
理由①:【体力の急成長】もう、疲れない。昼寝しない、夜も起きる。
この時期の子供は、歩行が安定し、走り始めます。体力が飛躍的に向上する一方で、睡眠のリズムは追いついていません。
体力が余って昼寝を拒否 → でも夜は疲れすぎて逆に眠れない(過覚醒) → 親も子も慢性的な睡眠不足
これが、後述する「夜泣き地獄」の物理的な要因です。
理由②:【自我の爆発】第一次反抗期(イヤイヤ期)との“最凶コンボ”

メンタルリープのぐずりだけでも大変なのに、あの“悪魔の2歳期”の片鱗が見え始めるのよね…。
そうです。1歳半前後は、「第一次反抗期(イヤイヤ期)」の入り口でもあります。
「自分でやりたい!でも、うまくできない!」という葛藤からくる癇癪。親の提案すべてに「イヤ!」で返す自己主張。
メンタルリープの「なんだか分からないけど不安で泣く」という不機嫌さに、この「明確な“イヤ!”」が加わることで、親は逃げ場のないダブルパンチを食らうことになるのです。
▼この“最凶コンボ”の対処法、詳しくはこちら▼
【2歳・3歳】思い通りにならないと泣くのはなぜ?癇癪の原因と、親の心が壊れる前にできること
理由③:【知恵の発達】親を“試す”行動と、高度化する“要求泣き”
さらに厄介なのが、この時期の子供は「こうすれば親が来てくれる」という因果関係を、完全に理解し始めること。
純粋な不快からくる泣きだけでなく、「ママの気を引きたいから、わざとこれを投げてみよう」「泣けば、スマホを見せてくれるかもしれない」といった、高度な“要求泣き”や“試し行動”が混ざってきます。これにより、親のストレスは、もはや計測不能なレベルにまで達するのです。
【実録】これが8回目・10回目だ!先輩たちの阿鼻叫喚と、その後の“光”

ここからは、#メンタルリープ8回目 #メンタルリープ10回目 のハッシュタグで語られた、先輩たちの生々しい声だ。「自分だけじゃない」と、心から思えるはずだ。

CASE1:「後追い」がストーカーレベルに…トイレのドア前で泣き叫ぶ日々
- 【阿鼻叫喚】
「10回目のメンタルリープ、後追いがエグい。トイレに行くだけでこの世の終わりのように泣き叫ぶ。
ドアの前でガンガン頭を打ち付けてる…。お風呂も料理も、全部抱っこ紐。もう限界…」(1歳5ヶ月・Aさん)「夫が帰ってくると、私は無言で玄関から逃げ出し、コンビニの駐車場で1時間泣いた」(1歳6ヶ月・Bさん)
- 【その後の“光”】
✨ 「バイバイ」と手を振れるようになった
✨ ママの姿が見えなくても少し待てるようになった
✨ 「ママ、いた!」と再会を心の底から喜ぶように(物の永続性の理解)
CASE2:「癇癪」スイッチの場所が不明…床に転がって絶叫
- 【阿鼻叫喚】
「8回目、何が地雷かわからない。靴を履かせようとしただけで、スーパーの床に転がって30分絶叫。周りの視線が痛い…」(1歳1ヶ月・Cさん) - 「バナナを半分に折っただけで発狂。“そのままがよかった”って…言葉もまだ話せないのに、どうやって気持ちを察しろと…もう疲れた」(1歳4ヶ月・Dさん)
- 【その後の“光”】
✨ 「イヤ」と首を振って、明確な意思表示ができるようになった
✨ 単語が一気に増えた(「マンマ」「ワンワン」など)
✨ 指差しで「これがいい」と伝えられるようになった
CASE3:「夜泣き」の再来…1時間おきに起きて朝までコース
- 【阿鼻叫喚】
「10回目、夜泣きが完全復活。1時間おきに泣いて、抱っこしても3時間泣き止まない。朝になったら、ぎっくり腰になってた…」(1歳7ヶ月・Eさん)
「夜中に突然立ち上がって、部屋を徘徊する。眠いのに寝られないみたいで、ずっと泣いてる。こっちも睡眠不足で意識が朦朧として、壁にぶつかった…」(1歳3ヶ月・Fさん)
- 【その後の“光”】
✨ 「ねんね」と自分で言えるようになった
✨ ぬいぐるみをトントンして寝かしつけするように(模倣行動)
✨ 朝まで通しで寝られる日が増えた
▼夜泣き・寝かしつけの戦いに、全ての知恵を▼
【寝れない】赤ちゃんのモロー反射が激しい!対策に悩むママパパへ。今すぐ試せる5つの工夫
【親の生存戦略】この”災害レベル”の時期を、あなた自身が生き残るための5つの知恵


ここからが、この記事で最も伝えたいことだ。子供への対策ではない。あなた自身が“生き残る”ための、具体的なサバイバル戦略だ。
戦略①:思考を停止せよ。「家事の完全手抜き(自動化)」計画
今は、家事のクオリティを求める時期ではありません。「生きていくために最低限必要なこと」以外は、全て“やらない”と決めるのです。
- 【料理】 献立を完全に固定化(月:カレー、火:うどん…)。ミールキットや宅配弁当を週の半分導入する。
- 【掃除】 掃除は週1回でOK。「汚れても死なない」を合言葉に、見て見ぬふりをする。
- 【洗濯】 畳むのをやめる。乾燥機から直接取る。
戦略②:期待値を“ゼロ”にせよ。「今日は生きてるだけで満点」と唱える
この時期、多くの親が陥るのが「良い親でいなければ」という呪縛です。その呪いを、今すぐ解き放ってください。
- 子供が今日も生きている → 100点満点[/deco]
- 何か1食でも食べさせた → 120点[/deco]
- お風呂に入れた → 150点[/deco]
「ちゃんとした親」を目指すのは、この嵐が過ぎ去ってからで、全く遅くありません。
戦略③:物理的に“逃げ”よ。「夫婦交代制・緊急避難」ルール
一人で抱え込まないことが、最も重要です。
- 【平日】 パートナーが帰宅したら、片方は即離脱OK。「30分だけ、イヤホンして別室に籠もる」というルールを導入する。
- 【週末】 午前と午後で担当を分け、各自2〜3時間の「何をしてもいい、誰にも邪魔されないソロ時間」を強制的に確保する。
戦略④:子供の“成長”に目を向けよ。「できたこと」記録のススメ
この地獄のような日々の中で、子供は確実に、ものすごいスピードで成長しています。
スマホのメモアプリでいい。毎日1つだけ、「今日できるようになったこと」を記録してみてください。
「スプーンを自分で持とうとした」「階段を一段登れた」…
この記録が、辛い夜中の、あなたの心を支える“光”になります。
戦略⑤:“助けて”は恥じゃない。SOSリストを作成し、行使せよ
「助けて」と言うことは、弱さではなく、家族を守るための“強さ”です。
- 【行政のサポート】 一時保育、ファミリーサポート、子育て支援センター。これらは、あなたが使うために存在する権利です。
- 【民間サービス】 ベビーシッター、家事代行。初回お試しで、安く利用できるサービスも多数あります。
- 【緊急連絡先】 どうしようもなく辛い時は、各自治体の「子育てホットライン」などに電話してください。あなたの辛さを、必ず誰かが受け止めてくれます。
(参考:子供家庭庁の親子のためのLINEはこちら)
まとめ:ラスボスを倒せば、必ずレベルアップする!出口はもうすぐそこ
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
メンタルリープの一番ひどい時期は、本当に、出口のない嵐のように感じられます。
しかし、
- 「一番ひどい」のは8回目・10回目(1歳前後〜1歳半)に集中する。
- それは、体力・自我・知恵の3つが重なる「複合災害」だから。
- でも、この嵐の後には、驚くほどの成長が待っている。
- 親が生き残るためには、家事の手抜き、期待値の調整、物理的な逃げ、外部への依頼が必須。
- そして何より、あなたは一人じゃない[/deco]。みんな、同じ道を通っている。
後追いは「大好き」の証。癇癪は「伝えたい」の証。夜泣きは「脳がフル回転している」証。
そして、それを必死に支えているあなたは、間違いなく、世界で一番素晴らしい親です。
明けない夜は、ありません。
この記事を読んだ1週間後、1ヶ月後、気づいたら「そういえば、最近少し楽になったかも…?」と思える日が、必ず、必ず来ます。[/deco]
その日まで、どうか、自分を責めすぎずに。
助けを求めながら、一緒に乗り越えましょう。
あわせて読みたい!“嵐の時期”を乗り越えるための、全ての戦友へ
「一番ひどいメンタルリープ」という名のラスボス戦、本当にお疲れ様です。
その辛さは、決して一つではありません。「癇癪」「後追い」「夜泣き」…あらゆる攻撃に、具体的な“回復薬”と“防具”を用意しました。
あなたの心を、これ以上すり減らさないために。

大丈夫、一つ一つの“攻撃”には、ちゃんと理由と、対処法がある。一人で全てを背負い込むな。
▼“癇癪・イヤイヤ期”という名の理不尽な攻撃に▼
▼“夜泣き・寝かしつけ”という名の、終わらない夜間戦闘に▼
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▼そして、何よりも大切な“あなた自身の心”を守るために▼

























































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