「カッコいい!これ欲しいー!!」
本屋さんの児童書コーナーで、息子の大きな声が響き渡りました。彼の視線の先にあったのは、キラキラした表紙にレゴのレーシングカーが載った、あの本。
そう、「ブン!ブン!レーシングカー レゴブロックで最速の車を作れ!」です。

当時、息子は絶賛イヤイヤ期真っ只中。一度「欲しい!」となったら、場所なんてお構いなし。床に転がってジタバタ暴れる未来が、容易に想像できました…。周りの目も気になるし、正直、その場を収めるために「…わかった、わかったから!」と、ついレジに持って行ってしまったんです。
こんにちは!そんな苦い(?)経験を持つ、2歳の息子(当時)の父、「いろパパ」です。
もちろん、「レゴで車を作って、コースで走らせるなんて最高じゃん!」という期待もゼロではありませんでした。
…が、しかし!
正直に告白します。当時2歳~3歳だった息子には、この本はまだ早すぎました…! ほとんど遊んでくれず、親が作るのを眺めているだけ、という結果に終わってしまったんです(涙)。
でも、断じてこの本が悪いわけではありません!むしろ、対象年齢(5歳~9歳)に合っていて、「作るのが大好き!」という子にとっては、めちゃくちゃ楽しめる、コスパ最強の「レゴ入門キット」だと確信しています。
そこでこの記事では、我が家の「イヤイヤ期に負けて買ってしまったけど、早すぎた…」という正直すぎる失敗談を踏まえつつ、
- この本、本当は「誰向け」なの?(合う子・合わない子の特徴)
- 「ブンブンレーシングカー」本って具体的に何ができる?
- 【正直レビュー】なぜ我が家は失敗したのか?(低年齢には難しい理由)
- 【逆に!】ハマる子にはたまらない!この本のすごいメリット
- 【おすすめの遊び方】本を参考に「改造」を楽しもう!
- 買う前に絶対知ってほしい!注意点・デメリット
- 後悔しないための選び方
について、徹底的に掘り下げていきます。
「本屋で見かけて気になってるけど、うちの子にはどうかな?」
「買ってから『失敗した…』と後悔したくない!」
そんなあなたは、ぜひ最後まで読んで、お子さんにピッタリかどうかを見極める参考にしてください!
この本、誰向け?【対象年齢5歳~】は本当?合う子・合わない子の特徴
まず、この本の対象年齢は「5歳~9歳」と明記されています。そして、この表記はかなり的確だと、身をもって感じました。

本屋での一件もあって、期待半分、不安半分で開けてみたんだけどね…。やっぱり、当時の息子には難しかった。イヤイヤ期パワーで手に入れたものの、遊ぶのはまた別の話だったね(苦笑)。

そうなのよね。やっぱり、この本を最大限楽しめるのは、ある程度「自分でやりたい!」「作りたい!」という意欲と、それを実現できるだけの集中力や指先の器用さが必要なのよ。

【この本がピッタリ合う子の特徴】
- 年齢が5歳以上(推奨)
- レゴやブロック、工作など、「自分で作る」ことが大好き!
- 説明書を見ながら、手順通りに組み立てるのが苦にならない
- 細かい作業が好き、または挑戦したい気持ちがある
- ある程度の時間、集中して物事に取り組める
- レゴに興味がある、またはレゴデビューしたい
【ちょっと注意が必要かも?合わない子の特徴(特に低年齢の場合)】
- 年齢が5歳未満(特に3歳以下はかなり難しい可能性)
- 「作る」ことより「完成品で遊ぶ」ことに関心が強い
- 飽きっぽく、じっと座って作業するのが苦手
- まだ指先が不器用で、細かいパーツを扱えない
- 説明書を見るのが嫌い、すぐに投げ出してしまう
- (親が)一緒に作ってあげる時間や根気がない場合…

もちろん個人差はあるけど、うちの息子(当時2-3歳)はまさに「合わない子の特徴」にバッチリ当てはまってたんだ。だから、購入を検討するなら、まずお子さんがどっちのタイプに近いか、冷静に見極めるのが大事だね。特に、うちみたいに「その場の勢い」で買うのは要注意!(笑)
「ブン!ブン!レーシングカー」ってどんな本?基本情報と中身をチェック
では、具体的にこの本がどんなものなのか、基本情報を見ていきましょう。

【商品概要】
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | ブン!ブン!レーシングカー レゴブロックで最速の車を作れ! |
出版社 | ポプラ社 |
価格(参考) | 4,180円(税込) |
対象年齢 | 5歳~9歳 |
ページ数 | 64ページ |
付録ブロック | 124ピース |
その他 | レースコース用厚紙パーツ付き |

【この本でできること】
- 10種類以上のかっこいいレーシングカーを作れる! (説明書付き)
- 124個の豊富なレゴパーツで、オリジナルの車も自由に作れる!
- 付属の厚紙製レースコースで、作った車を走らせて競争できる!
- レゴの基本的な組み立て方や、車の仕組み(タイヤ、シャーシなど)を学べる。

これ、ただのレゴセットじゃなくて、「本」だから、作り方の説明がすごく丁寧なのよね。どのパーツを使うか、どの順番で組むかが、写真付きで分かりやすく載っているの。

そうそう。だから、「レゴは初めて」っていう子でも、本を見ながらステップバイステップで進められるのが良いところ。まさに「知育トイブック」って感じだね。パーツも124個って、結構ボリュームあるよ!
【正直レビュー】なぜ我が家(当時2-3歳)は失敗したのか?早すぎたと感じた3つの理由
さて、ここからは我が家の苦い経験談です…。なぜ息子(当時2~3歳)にはこの本が早すぎたのか、その理由を具体的に分析します。
パーツが細かすぎる&多すぎる!:
デュプロに慣れていた息子にとって、通常のレゴブロックはとにかく小さい!掴むのも、はめるのも一苦労。しかも124個という数は、管理する親にとってもプレッシャー(笑)。すぐどこかへ転がっていくし、誤飲の危険もゼロではありません。(もちろん、大人がしっかり見ていれば防げますが…)

小さいパーツを口に入れようとしちゃったりね…。目が離せなくて、親も落ち着いて一緒に作ってあげられなかったわ。
「作る」プロセスが長くて、集中力が続かない!:
車1台作るのにも、それなりに手順と時間がかかります。2~3歳児の集中力では、完成する前に飽きてしまう。「早く遊びたい!」という気持ちが勝ってしまい、「作る」楽しさを感じる前に離脱…。

結局、僕がほとんど作ることになって、「パパ、できた?」って聞かれるだけ(笑)。自分で作る達成感を味わわせてあげられなかったのが、一番の失敗だったな。
本(説明書)への興味が薄い…:
この本の良さは丁寧な説明書にあるのですが、まだ文字や図解をじっくり見るのが難しい年齢。「本を見るより、目の前のブロックをいじりたい!」となってしまい、手順通りに進められない。結果、親子でイライラ…なんてことも。


もちろん、これはあくまで「うちの場合」だよ!もっと手先が器用な子や、じっくり取り組める子なら、3歳くらいでも楽しめる可能性はあると思う。でも、過度な期待は禁物、というのが僕の実感だね。
【逆に!】ハマる子には最高のプレゼント!この本の「すごいメリット」5選
失敗談ばかり話してしまいましたが、冒頭で述べた通り、この本は対象年齢に合い、「作る」のが好きな子にとっては、本当に素晴らしい教材です!そのメリットを見ていきましょう。
- 圧倒的な「作る」楽しさと達成感!:
なんと言っても、自分の手でカッコいいレーシングカーを完成させる喜びは格別!10種類以上の作例に挑戦したり、オリジナルマシンを生み出したりする中で、創造力がどんどん刺激されます。 - 丁寧な説明書でレゴデビュー&改造の入口に!:
写真たっぷりの分かりやすい解説で、「レゴって難しそう…」という子でも安心。必要なパーツ、組み立て順序が明確なので、迷うことなくステップアップできます。まずは本に載っている車をいくつか作ってみて、基本の形をマスターするのがおすすめ! - 124ピースのボリューム!コスパが良い!:
この価格で124ピースの正規品レゴブロックが付いてくるのは、かなりお得感があります。タイヤパーツも2セット分(計8個)あるので、同時に2台作って競争できるのも嬉しいポイント! - 「作る→走らせる」が一冊で完結!:
付属のコースを使えば、作った車をすぐに走らせて遊べます。「どうすれば速く走るかな?」「どんなコースが面白いかな?」と、遊びながら考える力も養われます。(コースの耐久性はさておき…) - 集中力・思考力・創造力を育む:
説明書を読み解く力、手順通りに作業を進める集中力、そして基本形を元に「もっとカッコよくするには?」「もっと速くするには?」と工夫する創造力や問題解決能力など、遊びを通して様々な力が自然と身につきます。

5歳くらいになって、プラモデルとか、細かい作業に興味が出てくる頃には、本当に夢中になって遊んでくれそうよね。プレゼントにもぴったりだと思うわ。
【おすすめ!】付属の本をフル活用!「改造」を楽しもう!
この本の最大の魅力は、ただ作るだけでなく、そこから無限に「改造」していける点だと、対象年齢になった今なら確信できます!

そう!ただ説明書通りに作るだけじゃなくて、そこがスタートラインなんだよね。<strong>まずは付属の本を見て、基本となるレーシングカーをいくつか作ってみる。</strong> 作り方に慣れて、「なるほど、こうやって組むのか」って理解するのが第一歩。

基本がわかったら、今度は「このパーツをこっちに変えてみようかな?」「ここにウィングを付けたらカッコいいかも!」「タイヤを大きくしたら速くなるかな?」って、<strong>自分だけのオリジナルマシンに改造していく</strong>のが、最高に楽しいはずよ!
124個という豊富なパーツは、まさにその「改造」のためにあると言っても過言ではありません。色を変えたり、形を変えたり、手持ちの他のレゴパーツと組み合わせたり…。
「本を先生にして基本を学び、そこから自分のアイデアで進化させる」
これこそが、この「ブン!ブン!レーシングカー」本を最大限に楽しむための、おすすめの遊び方です!

【要注意】買う前に知ってほしい!この本のイマイチな点・デメリット
良いことばかりではありません。購入前に知っておくべき注意点やデメリットも正直にお伝えします。
【最重要】厚紙コースの耐久性は期待薄…!:
これは声を大にして言いたい!付属のレースコースは「厚紙」です。しかも、パーツ同士を紙製の楔(くさび)で固定するタイプ。これが…正直、かなり脆い! 子どもが普通に遊んでいたら、すぐに折れたり、破れたり、固定パーツが外れてバラバラになったり…。


コースは、大人が丁寧に組み立てて、そーっと遊ぶ…くらいの覚悟が必要かも。もしくは、「コースはおまけ」くらいに考えて、レゴブロック自体を楽しむのがメイン、と割り切るのが良いかもしれないね。
細かいパーツの管理が大変&紛失リスク:
124個の細かいパーツ。遊んでいるうちに無くしてしまう可能性は高いです。特に小さい兄弟がいる家庭では、誤飲のリスクも伴います。遊ぶ場所を決める、片付けルールを作るなどの工夫が必要です。
「作る」時間が必要!買ってすぐ遊べるわけではない:
当然ですが、まずは組み立てないと遊べません。すぐに完成品で遊びたい子や、時間がない時には向きません。「じっくり時間をかけて作る」ことを楽しめるかどうかがポイントです。
合わない子にとっては苦痛になる可能性も…:
「作るのが苦手」「集中できない」子にとっては、この本はただただ難しいだけのものになってしまう可能性も。「やらされている感」が出てしまうと、せっかくのレゴが嫌いになってしまうかもしれません。

やっぱり、お子さんの特性をよく見極めてから買うのが大切ね。無理強いは禁物だわ。

【Q&A】気になる疑問を解消!
Q1. レゴ初心者でも本当に作れる?
A1. はい、作り方自体は非常に丁寧に解説されているので、対象年齢(5歳~)であれば、初心者でも十分作れる可能性が高いです。まずは本を見て基本の作り方をマスターし、そこから改造していくのがおすすめです。ただし、根気と集中力は必要です。
Q2. 他のレゴセットのパーツと混ぜて使える?
A2. はい、通常のレゴブロック(レゴクラシック、レゴシティなど)と規格は同じなので、混ぜて遊ぶことができます。手持ちのレゴと組み合わせれば、さらに創造の幅が広がります!
Q3. 本屋さんで買えるって本当?図書カードは使える?
A3. はい、これは「書籍」扱いなので、一般的な書店で購入できます。そのため、図書カード(図書カードNEXT)も利用可能です。ちょっとお得な気分ですね!
Q4. 類似のレゴトイブックもあるけど、どれがいい?
A4. ポプラ社からは、「カラコロピタン!」「メカメカツクール」「チキチキロボット」など、様々なテーマのレゴトイブックが出ています。「ブンブンレーシングカー」は車好きの子向けですが、他のテーマ(からくり装置、実験マシーン、ロボットなど)に興味があるなら、そちらを選ぶのも良いでしょう。お子さんの「好き」に合わせて選ぶのが一番です。



まとめ:後悔しないために!「ブンブンレーシングカー」はこんな子におすすめ!
我が家のちょっぴり苦い(そしてイヤイヤ期に翻弄された)経験も踏まえ、「ブン!ブン!レーシングカー レゴブロックで最速の車を作れ!」について、正直にレビューしてきました。
【この本がおすすめなのは…】
- 5歳以上で、「自分で作る」ことが大好きな子
- レゴやブロック、工作に夢中になれる子
- 説明書を見ながら、じっくり取り組むのが得意(または挑戦したい)子
- 基本を学んだ後、自分で工夫して「改造」を楽しみたい子
- レゴデビューしたい子、手頃な価格でレゴを始めたい子
- (親が)一緒に作る時間を楽しめる、または見守れる環境がある
【購入前に確認したいこと】
- お子さんの年齢と、上記の「合う子の特徴」に当てはまるか? (←超重要!)
- イヤイヤ期の勢いだけで買わない! (←経験者は語る…)
- 厚紙コースの耐久性には過度な期待をしない
- 細かいパーツの管理や、作る時間が必要なことを理解しているか?

本屋での衝動買いは反省してるけど…(苦笑)。それはさておき、この本自体は、対象年齢に合っていて、作るのが好きな子にとっては、本当にコスパが良くて、創造力を刺激する素晴らしいキットだよ!まずは本で基本を学んで、そこから無限に改造していく楽しさを味わってほしいね。

そうね。コースの脆さはちょっと残念だけど、レゴブロック自体の価値と、丁寧な作り方解説、そして「改造」への発展性は魅力的だわ。もしお子さんがハマれば、きっと宝物になるはずよ。
この記事が、あなたの「後悔しないおもちゃ(本)選び」の助けとなり、お子さんの「好き」や「得意」を伸ばすきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。




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