群馬県渋川市の伊香保温泉 美松館に、未就学児の息子と祖父母世代の家族2人を含む5人で2泊しました。伊香保を2泊3日で回った、その拠点にした宿です。
予約する前に見ていたのは、どのサイトにも大きく出ている2つでした。上州の山を見渡す展望露天風呂と、貸切風呂。 温泉宿を選ぶとき、ふつうはここで決めます。

露天が2種類あるなら、子どもと一緒にゆっくり入れそうじゃない?

と思って予約した。実際に泊まってみたら、いちばん効いたのは全然ちがう場所だった。
結論から書きます。子連れでこの宿に泊まって助かったのは、大浴場の床でした。売りになっていないほうです。
そして展望露天にも貸切風呂にも、洗い場がありません。 これは私が意地悪に書いているのではなく、公式サイトに明記されている運用です。ただ、その意味が子連れにとって何なのかは、どこにも書かれていませんでした。この記事ではそこを書きます。
結論:子連れなら、貸切露天より大浴場の床でした
良かったところ
- 大浴場の床が琉球畳……滑りにくくて、柔らかくて、冷たくない。子どもにも祖父母にも効きました
- 子ども用の椅子・桶・ベビーバスがある……公式サイトには書かれていません
- 平日はほぼ貸切状態……大浴場に誰もいない時間が続きました
- 部屋食が一度に全部届く……食べ終わったらフロントに電話するだけ。急かされません
- 布団は食事を下げた後に敷きに来てくれる……段取りが決まっているので迷いません
- 大浴場の横に無料の美術ギャラリー……椅子があって、座って見られます
注意が必要なところ
- 展望露天も貸切風呂も洗い場がありません……子どもを洗えないので、入って出るだけになります
- 部屋食は和室「こだまの間」で3人以下まで……4人以上は会食場での食事になります
- 子供膳にお菓子が乗ってきます……先に食べたがって、ごはんが進まなくなりました
- チェックインとチェックアウトで少し手間取りました……請求書に載っていないはずの料金が入っていました
ひとことでまとめると、足元が安全な宿です。子連れの温泉でいちばん怖いのは転倒で、そこが構造的に潰されていました。
美松館はどんな宿か|石段街から歩ける、全21室の旅館

伊香保温泉の中心、石段街から歩いて10分とかからない場所にあります。散歩がてら温泉街に出て、戻ってこられる距離です。
公式サイトによると全21室。「小さな旅館」と自分たちで書いているとおりの規模で、大型ホテルとはまったく別のものだと思っておくのが正しいです。私たちが泊まったのは和室で、2部屋を取りました。


21室しかないと、廊下ですれ違う人の数がそもそも少ない。子連れだとこれが地味に効く。
建物そのものは、正直に言って新しくありません。ただし清掃が隅々まで行き届いていました。古さと汚さは別物で、ここは前者だけです。ロビーも広く取ってあって、チェックインを待つあいだに子どもがうろうろしても気になりませんでした。
なお、この日は伊香保グリーン牧場を回ってから入りました。牧場は13時までに入れるかで中身が変わるので、宿に着く時刻から逆算すると組みやすいです。

そしてお風呂が3種類あります。この構成が、この宿を語るうえで全部の起点になります。
- 大浴場「坐庵(ざあん)」……琉球畳を敷きつめた内湯
- 展望露天風呂「浮雲(うきぐも)」……無料。上州の山が見えます
- 貸切風呂「こもちの湯」……1組50分の有料。当日フロントで申し込みます
このうち、事前に期待していたのは下2つでした。実際に効いたのは、いちばん上でした。

大浴場「坐庵」の床が琉球畳でした
市松模様に敷きつめた畳の床です
大浴場の床が一面の畳でした。公式サイトも「琉球畳を市松模様に敷きつめた」と書いています。
写真で見たときは、正直「見た目の演出だろう」と思っていました。実際に入ってみると、まったく違いました。
- 滑りません。 タイルの浴場で子どもが走り出したときのヒヤッとする感じが、そもそも起きません
- 柔らかい。 転んでも、膝をついても痛くない
- 冷たくない。 冬でなくても、浴場の床は足を置いた瞬間が冷たいものですが、それがありません

床がこれだけで、こんなに気が楽になるとは思わなかった。
子どもと高齢者の、両方に効きます
今回は祖父母世代の家族2人と一緒でした。この床は、未就学児と高齢者の両方に同時に効きます。
温泉の浴場でいちばん起きてほしくないのは転倒です。子どもは走るから転び、大人は年齢が上がるほど転んだあとが重くなります。濡れたタイルという条件そのものが、この浴場には無い。

バリアフリーって手すりの話だと思っていたけど、床の素材で解ける問題があるんだな。
三世代で温泉に行くとき、宿選びの基準に「大浴場の床が何でできているか」を入れている人は少ないと思います。私たちも今回まで入れていませんでした。次からは見ます。
子ども用の椅子・桶・ベビーバスがありました
大浴場には、子ども用の椅子と桶が置いてありました。ベビーバスもあります。
これは公式サイトのどこにも書かれていません。OTAの設備欄にもありません。行ってみて初めて分かる備品です。
平日は、ほぼ貸切状態でした
平日に泊まったところ、大浴場に誰もいない時間がずっと続きました。
これは宿が約束していることではなく、私たちが行った日がそうだったというだけの話です。ただ、21室という規模を考えると、平日はそれなりに空いていると考えてよさそうです。子どもが多少はしゃいでも、周りに誰もいなければ気を遣わずに済みます。
展望露天も貸切風呂も、洗い場がありません
ここがこの記事のいちばん大事なところです。
展望露天「浮雲」は無料。ただし洗い場と備品がありません
無料で入れる展望露天風呂「浮雲」があります。上州の山が見渡せる、この宿の看板です。
そして公式サイトには、こう書いてあります。
洗い場、備品類(シャンプー、ボディーソープ等)はご用意しておりません
宿が自分で書いている運用です。隠されているわけでもなく、不親切なわけでもありません。ただ、これが子連れにとって何を意味するかは、どこにも書かれていませんでした。
意味はこうです。ここでは子どもを洗えません。

体を洗うのは大浴場で済ませてから、露天に移動する。この順番を知らないと詰む。
脱衣所が狭く、自然に交代制になっていました
展望露天は貸切ではありません。ただ、脱衣所から少し狭いつくりです。
実際にどう使われていたかというと、中に人が入っていたら時間をずらす、という感じでした。誰かが決めたルールではなく、なんとなく交代制のようになっていました。
これは子連れには、むしろ都合が良かったです。狭い脱衣所で他の家族と鉢合わせると、それだけで気を遣います。譲り合いが成立していたので、待てば静かに入れました。
貸切風呂「こもちの湯」は1組50分2,200円
有料の貸切風呂もあります。公式サイトによると1組50分2,200円、利用できるのは15:30から22:00まで、宿泊当日にフロントで申し込む方式です。時間の指定はできません。
そして公式サイトの予約ページに、平日限定で30分が無料になるプランがあります。私たちが泊まったときは、この無料の枠で入りました。
2部屋取ると、無料の30分を2枠つなげられます
ここは知っておくと得をする話です。
無料になるのは1部屋につき30分です。私たちは2部屋を取っていたので、30分の枠を2つ連続で押さえました。結果として、実質50分の貸切として使えています。

部屋数が多い家族だけができる裏技だった。三世代で2部屋取るなら、これは使える。
なお、利用開始の時間になるとフロントから部屋に電話がかかってきます。私たちのときは2日とも「早めにご準備できましたのでどうぞ」と、予定より早く案内してもらえました。前後の枠が空いていると、そういう融通をきかせてくれることがあるようです。
それでも、子連れならお金を払ってまで入らなくていいと思います
正直に書きます。貸切風呂にも、洗い場がありません。
つまり有料の枠を取っても、できるのは「入って、出る」だけです。子どもの体を洗うのは、結局その前後に大浴場でやることになります。

お金を払って50分取っても、やることは展望露天と変わらないってことだよね。

そう。しかも展望露天は無料で入れる。子連れなら、無料のほうで十分だと思う。
貸切風呂が効くのは、周りを気にせず静かに湯につかりたい大人です。子どもを洗って、湯につけて、上げて、着替えさせる——という一連の作業をする場所としては、大浴場が唯一の選択肢になります。
だからこの宿は、貸切露天が売りの宿というより、大浴場が良い宿だというのが実際に泊まった感想です。
部屋食は3人以下で可能になる|一度に全部配膳してもらえる
3人以下なら部屋食、4人以上は会食場です
食事の場所は宿泊人数で分かれます。公式サイトによると、部屋食になるのは和室の「こだまの間」に子どもを含めて3人以下で泊まる場合です。4人以上は会食場になります。ほかの客室タイプや、1泊夕食・1泊朝食のプランも会食場です。
私たちは和室を2部屋に分かれて取っていたので、部屋食にしてもらえました。5人で1部屋を取っていたら、会食場だったということです。子連れで部屋食を狙うなら、ここは予約の段階で効いてきます。
一度に全部届いて、食べ終わったらフロントに電話します

部屋食の運用が、子連れにはとてもありがたかったです。
料理が一度に全部運ばれてきます。一品ずつ出てくる形式ではありません。そして食べ終わったら、フロントに電話をかけて下げてもらいます。

仲居さんが何度も出入りしないから、子どもが落ち着いていられるのよね。
会席を順番に出される形式だと、子どもが食べ終わってからが長くなります。次の皿を待つあいだに飽きて、立ち歩き始めます。全部いっぺんに来ると、子どものペースで食べさせて、終わったら切り上げられます。
味も良かったです。周りに他のお客さんがいないので、みんなでゆっくり会話を楽しみながら食べることが出来ました。
布団は、食器を下げた後に敷きに来てくれます
部屋食の宿で必ず気になるのが、布団のタイミングです。
美松館では、食事を下げてもらった後に、係の方が敷きに来てくれます。こちらがやるのは荷物を広縁に避けておくことだけです。

食事 → 片付け → 布団、の順番が決まっているから、こっちが考えることがない。
子連れの旅行だと、この「決まっている」が助かります。子どもの機嫌を見ながら段取りを組み替えるより、流れに乗るほうが崩れません。
子供膳にお菓子が乗ってきます

ここは、この記事でいちばん実用的な話かもしれません。
アンパンマングミ、チョコボールが最初から乗っています
子ども用の食事を頼むと、お膳にチョコボールやアンパンマングミが一緒に乗ってきます。
宿の心づかいです。子どもは大喜びします。
そして「先にお菓子が食べたい」と言います
言います。うちは言いました。

まだごはん食べてないでしょ、って言ったんだけど、旅行先だから強く言えなくて。

せっかく来たのに叱るのもな、と思って食べさせた。そのあとが読みどおりだった。
ごはんの食べが、はっきり落ちました。 先に甘いものが入ってしまったので、当然といえば当然です。
対策:配膳されたら、見つかる前に一度よけておく
これは宿が悪いのではありません。サービスとしては嬉しいものです。ただ、順番だけが噛み合っていません。
やるべきことはひとつです。配膳された瞬間によけておく。子どもが気づく前に、お膳から下ろして見えない場所に置いておきます。そして食べ終わってから出せば、お菓子は「ごほうび」として最大の効果を発揮します。

知ってさえいれば1秒で対処できる。知らないと子供のお腹はお菓子で埋まる。
床の話とは別に、子連れですぐ役に立つのはこの1点です。
白銀の湯とは|伊香保のもう一つの源泉
伊香保温泉には源泉が2つあります。有名なのは茶褐色の黄金の湯ですが、美松館が引いているのはもう一方の白銀の湯です。
白銀の湯は無色透明で、においもほとんどありません。泉質は単純温泉で、メタケイ酸を多く含みます。
子連れの目線で言うと、この「無色透明・無味無臭」が地味に効きます。
- においを嫌がりません。 温泉のにおいが苦手な子は一定数います
- 刺激が少ない。 肌の弱い子でも入りやすい湯です
- 底が見えます。 濁り湯だと、足元が見えないこと自体が小さい子には怖いことがあります

「温泉らしさ」を求める大人には物足りないかもしれないけど、子連れにはこっちのほうが扱いやすい。
伊香保に来て黄金の湯を体験したいなら、石段街の日帰り施設や露天風呂に立ち寄るという手があります。泊まる宿は白銀の湯、日中に黄金の湯という組み合わせもできる距離です。
大浴場の横に無料の美術ギャラリー|温泉むすめと売店も
先代が集めた日本美術を、座って見られます
大浴場の横に美術ギャラリーがあります。先代が長年かけて集めた日本美術のコレクションで、無料です。
いいのは、椅子が置いてあることです。立ちっぱなしで見る形式ではないので、祖父母世代がゆっくり見られます。

風呂上がりに、子どもが寝るまでの時間をここで潰せた。館内に「行き先」があるのは大きい。
子連れの宿泊で困るのは、夕食のあと寝るまでの中途半端な時間です。部屋にこもっていると子どもが暴れ出します。館内に歩いて行ける目的地があるのは、それだけで助かります。
温泉むすめ「伊香保 葉凪」のグッズがあります
お土産処に隣接したギャラリーコーナーで、温泉むすめの展示と販売をしていました。伊香保のキャラクターは「伊香保 葉凪(いかほ はな)」です。
お土産コーナーとギャラリーは地続きで、売店のほうにもキャラクターの商品が並んでいました。知っている人には嬉しいポイントだと思います。
売店に牛乳があります
温泉宿の売店としては、品揃えがしっかりしていました。うちの子は牛乳が好きなので、牛乳をたくさん買いました。
細かい話に聞こえますが、子連れで泊まると「あってよかった」と思うのはこういうものです。夜に子どもが飲みたがったとき、館内で買えるかどうかで動き方が変わります。
なお、貸切ラウンジ「えりいと」で卓球やカラオケができ、低温岩盤浴「ほのか」もあります。今回はどちらも利用していませんので、中の様子はお伝えできません。
気になったところ
良かったことばかり書いてきたので、引っかかった点もまとめて書きます。
チェックインの途中でスタッフが交代し、同じ説明をもう一度しました
チェックインの手続きの途中で担当の方が交代し、夕食と朝食の時間などを最初からもう一度話すことになりました。
引き継ぎがされていなかったようです。急いでいるときだと、これは地味に響きます。
請求書に、無料プランのはずの貸切風呂の料金が入っていました
これはもう少し大きい話です。
チェックインの後で確認したところ、請求書に貸切風呂の料金が計上されていました。私たちは無料のプランで入る予定だったので、その旨を伝えたところ、すぐに訂正してもらえました。

謝り方はとても丁寧だった。ただ、こちらが気づかなかったら、そのまま払っていた。
金額の確認は自分でする。これは美松館に限らずどこでも同じですが、無料特典や割引を使ったときは、明細を一度見たほうが確実です。
チェックイン・チェックアウトで、少し手間取っている印象がありました
上の2つを合わせての印象です。接客そのものは気持ちのいいものでした。スタッフの方はみなさん子ども好きな雰囲気で、子連れに対して構えたところがありません。
ただ、手続きの流れの部分だけは、もう少し整理されていると安心して任せられると思いました。
建物は新しくありません
最初にも書きましたが、施設は古めです。ここは期待を合わせておいたほうがいいところです。
そのうえで、清掃は本当に行き届いていました。水回りも含めて、気になる箇所がありませんでした。新しさを求めるなら別の宿ですが、手入れされた古さが好きなら、ここは合います。
よくある質問
部屋食にできますか
客室タイプと人数によります。和室の「こだまの間」に3人以下(子どもを含む)で泊まる場合が部屋食で、4人以上は会食場での食事になります。ほかの客室タイプは会食場です。大人数で行く場合は、こだまの間を分けて取ると部屋食にできる可能性があります。
子ども用の椅子や桶はありますか
大浴場には子ども用の椅子と桶、ベビーバスがありました。食事のほうは子供膳が用意されます。詳しい在庫は宿へ直接ご確認ください。
展望露天風呂で体を洗えますか
洗えません。公式サイトに「洗い場、備品類はご用意しておりません」と明記されています。体を洗うのは大浴場「坐庵」で済ませてから移動してください。
貸切風呂は予約が必要ですか
宿泊当日にフロントで申し込む方式です。公式サイトによると1組50分2,200円、利用できるのは15:30から22:00まで。時間の指定はできず、事前予約を希望する場合は電話で相談する形です。公式サイトの予約ページには、平日限定で30分が無料になるプランもあります。
赤ちゃん連れでも泊まれますか
大浴場にベビーバスがありました。ただし確認できたのは片方の浴場だけです。ベビー用品の在庫は予約時に宿へ直接ご確認ください。
石段街まで歩けますか
歩けます。10分とかかりません。散歩がてら往復できる距離です。
岩盤浴やラウンジは使えますか
低温岩盤浴「ほのか」と貸切ラウンジ「えりいと」があります。今回は利用していないため、料金や利用時間はお伝えできません。宿へお尋ねください。
泉質は何ですか
伊香保温泉の白銀の湯を引いています。単純温泉で、無色透明・メタケイ酸を多く含みます。茶褐色の黄金の湯とは別の源泉です。
何室くらいの宿ですか
公式サイトによると全21室です。「小さな旅館」と自ら書いている規模です。
費用はどれくらいでしたか
私たちは2部屋2泊で115,210円でした。1部屋あたりに単純に割ると約5万7,600円です。人数構成やプランで変わりますので、目安としてご覧ください。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 伊香保温泉 美松館 |
| 住所 | 〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保131 |
| 電話 | 0279-72-2655 |
| 客室数 | 全21室 |
| チェックイン/アウト | 15:00〜/〜10:00 |
| 源泉・泉質 | 白銀の湯/単純温泉(メタケイ酸含有・無色透明) |
| 大浴場 | 坐庵(ざあん)/琉球畳を市松模様に敷きつめた内湯/15:00〜9:30 |
| 展望露天風呂 | 浮雲(うきぐも)/15:00〜9:30/洗い場・備品類なし |
| 貸切風呂 | こもちの湯/1組50分 2,200円/15:30〜22:00/宿泊当日フロント受付・時間指定不可/平日限定で30分無料のプランあり(公式予約ページ) |
| その他 | 低温岩盤浴「ほのか」/貸切ラウンジ「えりいと」/美術ギャラリー(無料)/売店・お土産処 |
| 食事 | 和室「こだまの間」で3人以下は部屋食/4人以上・他の客室タイプは会食場 |
| 立地 | 石段街まで徒歩10分以内 |
| 駐車場 | 屋根付きの無料駐車場15台(予約不要) |
※料金・営業時間は取材時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ:足元が安全で、食事の段取りが決まっている宿です
美松館を子連れで選ぶ理由は、大浴場の床です。
サイトの写真で目を引くのは展望露天風呂で、実際に景色はいいのですが、洗い場がないので子どもを連れて「使う」場所にはなりません。貸切風呂も同じです。子連れの実務は、全部が大浴場で完結します。そしてその大浴場が、畳敷きで滑らない。
- 未就学児と祖父母を同時に連れていける……転倒のリスクが構造的に低い
- 食事の段取りが決まっている……一度に配膳、終わったら電話、その後に布団
- 館内に行き先がある……無料の美術ギャラリー、売店、温泉むすめの展示
引っかかったのは、チェックインまわりの手続きと、請求書の確認が必要だったことです。接客そのものは気持ちのいいものでしたので、ここは流れの整理の問題だと思っています。

また泊まりたいかと聞かれたら、迷わず泊まりたい。
まとめると、三世代で行く温泉として強い宿です。伊香保で子連れの宿を探していて、「小さい子とおじいちゃんおばあちゃんを一緒に連れていく」なら、候補に入れる価値があります。
同じ旅ではあづま養魚場で釣りもしました。釣った分だけ払う仕組みなので、こちらは先に費用の見当をつけてから行くことをおすすめします。





コメント