群馬県東吾妻町のあづま養魚場に、未就学児の息子と祖父母世代の家族2人を含む5人で行きました。伊香保温泉から車で15分ほどの場所です。
釣った魚をその場で調理して食べられる——という説明は、どこを見ても書いてあります。ただ、行く前にいちばん知りたかったことが、どこにも書いてありませんでした。

で、結局いくらかかるの? 入場料っていくらなんだろう。

それが、この場所には入場料っていう考え方がない。行ってみて分かった。
ここは釣った分だけ払う場所です。しかも釣った魚を池に戻すことができません。つまり、釣れれば釣れるほど支払いが増えて、しかもそれを自分で減らせません。
うちは5匹釣って、竿のレンタルと調理代を全部含めて7,400円でした。この記事では、その内訳と、子連れで行くときに知っておくべきことを書きます。料金はすべて現地の掲示を写真に撮って確認した数字です。
結論:釣った分だけ払う場所です。うちは5匹で7,400円でした

- 釣って、その場で調理して、食べるまでが1か所で完結する……移動がありません
- 調理法を選べる……塩焼き・唐揚げ・フライ・刺身。子連れは唐揚げが選べます
- 塩焼きと唐揚げが同じ値段……子ども向けの選択に追加コストがかかりません
- 目方釣り池は時間制限なし……子どものペースで切り上げられます
- 日本名水百選「箱島湧水」のすぐそば……水がきれいです
- 釣った魚はリリースできません……施設の掲示に明記されています
- 総額が事前に読めません……釣った魚の重さで会計が決まります
- 釣果は保証されません……「よく釣れる」と書いてある記事が多いのですが、うちはそこまで釣れませんでした
- 魚の調理受付は16時まで……釣り堀は17時まで開いているのに、です
- 時間釣り池は「子供さん向きではありません」……施設が自分でそう掲示しています
ひとことでまとめると、先に仕組みを知ってから入る場所です。知らずに入っても楽しめますが、会計で驚くことになります。
あづま養魚場はどんな場所か|日本名水百選「箱島湧水」のすぐそば

群馬県吾妻郡東吾妻町の箱島にあります。伊香保温泉からは車で15分ほどでした。
公式サイトによると、ここは日本名水百選の箱島湧水のすぐそばにある養魚場です。樹齢500年の大杉から毎日3万トンもの水が湧き出している、という場所の水で魚を育てています。
敷地に入ると、まず水の音がします。滝から流れ落ちた水が生簀に入っていく構造で、釣り堀というより「養魚場に釣らせてもらっている」という表現のほうが近いです。

レジャー施設として整えられた釣り堀とは、雰囲気がぜんぜん違う。作業場のなかに入れてもらう感じ。
そしてもうひとつ。ここはギンヒカリという魚を扱っています。公式サイトの説明では「特許庁で商標登録されている群馬県の最高級ニジマス」です。
このあと出てくる単価の話に効いてくるので、覚えておいてください。ここは「安く遊ぶ場所」ではなく、「いい魚を釣って食べる場所」です。

費用のしくみ|入場料を払って遊ぶ場所ではありません
ここがこの記事の本題です。入口の掲示に全部書いてあります。私たちは写真に撮ってきました。
費用のしくみ|釣った魚は「重さ」で買い取ります

まず、入場料という考え方がありません。掲示にはこう書かれています。
ここで釣り方を選んで入場して下さい
そして目方釣り池のほうには、こうあります。
①釣った後に魚を計量 × kg単価 = お会計
釣った魚の重さで会計が決まります。現地の掲示に出ていた単価はこうでした。
| 魚種 | kg単価(現地掲示) |
|---|---|
| ニジマス | 2,800円/kg |
| イワナ・ヤマメ | 4,000円/kg |
費用のしくみ|リリースできません

ここが最大のポイントです。食堂の軒下に、こう掲示されていました。
釣った魚は 池に逃がさないで下さい。責任をもってお買い上げ下さい。

釣れすぎたから戻す、ができないってことね。

そう。だから「たくさん釣れた!」が、そのまま「思ったより高い」になる。
普通の釣り堀の感覚だと、釣れれば釣れるほど得をした気になります。ここは逆です。釣れた分は全部、重さで買い取ることになります。
費用のしくみ|竿は1本200円です
貸し竿は練り餌がついて1本200円でした。手ぶらで行けます。
費用のしくみ|調理はさらに1匹ごとに別料金です
釣った魚は、その場で食堂に持ち込んで調理してもらえます。これも掲示に出ていました。
| 調理法 | 料金(1本あたり) |
|---|---|
| 塩焼き | 210円 |
| 唐揚げ | 210円 |
| フライ | 310円 |
| 刺身 | 410円 |
うちは5匹で7,400円でした
実際の支払いは7,400円です。竿2本と調理代を含んだ金額でした。
現地の単価から逆算すると、こう組み立てられます。
- 貸し竿 200円 × 2本 = 400円
- 調理代 210円 × 5匹 = 1,050円
- 残りが魚の買取分 = 約5,950円
ニジマスは2,800円/kgなので、魚の重さは2kgちょっとだったことになります。1匹あたり400gくらいです。

5匹で7,400円。1匹あたり1,500円くらい、と考えておくと予算を組みやすい。
ちなみに、高くなるのは調理代ではありません。調理は1匹210円で、5匹頼んでも1,050円です。金額が伸びるのは、あくまで魚そのものの買取のほうです。
総額を読みたいなら「時間釣り」という別方式があります
実は、費用が読める入り方も用意されています。掲示によると、時間釣り池というもう1つの池があります。
- 1時間 1,500円で、釣れるだけOK
- 魚種はニジマスのみ
- 開始時に1人5匹放流
- 沢山釣れても1時間1,500円/0匹でも1時間1,500円
こちらは定額です。何匹釣っても値段が変わりません。予算を先に決めたいならこちらが向いています——と言いたいところなのですが、そう単純でもありませんでした。

あづま養魚場の釣り方は2つ。子連れは目方釣り一択です
掲示に「子供さん向きではありませ〜ん!」と書いてあります
時間釣り池の掲示には、赤い枠でこう書かれていました。
子供さん向きではありませ〜ん!
施設が自分で書いています。

これ、書いてくれているの本当にありがたい。知らずに時間釣りを選んでたと思う。

公式サイトにもどの紹介ページにも出てこない。現地の掲示にしか書いていない。
理由は「時間制限」です
1時間いくら、という方式は、釣れない時間がそのまま焦りになります。
大人だけなら、それも含めて楽しめます。でも子連れだと事情が違います。子どもの集中力は1時間ももちません。途中で飽きて、別のところに行きたがります。そのとき時計が動いていると、親のほうが落ち着いていられません。
目方釣り池は時間制限がありません
一方の目方釣り池は、掲示によると時間制限なしで、しかも目方池のあいだを移動してもOKです。
- 子どもが飽きたら、そこで切り上げられます
- 釣れない池から、釣れそうな池へ移れます
- 焦る理由がありません
そのかわり、釣った分だけ払う。これが目方釣りの条件です。子連れで行くなら、この条件を受け入れて目方釣りにするのが正解だと思います。

未就学児は自分では釣れません。でも退屈しません
ここは行く前にいちばん知りたかったことなので、正直に書きます。
竿は持てます。でも釣り上げるのは親です

うちの息子は竿を握って、池をのぞき込んで、それらしく振っていました。でも自分では釣れません。
- 当たりが来ても、引き上げるタイミングが分かりません
- 引き上げても、途中で魚が落ちます
- 針を外すのも親です

釣ったのは全部大人。子どもは「一緒に持っていた」というのが正確なところ。
未就学児が自分で釣る絵を思い描いて行くと、そこは外します。竿は2本借りて、大人が持って、子どもと一緒に握る形になりました。
そのかわり、子どもはバケツ係になります
では子どもが退屈したかというと、まったくそんなことはありませんでした。
釣った魚はバケツに入れます。そしてそのバケツの周りが、子どもの持ち場になりました。
- 泳いでいる魚を上からのぞき込む
- 手を入れて触る
- 何匹いるか数える

釣るところより、バケツのほうがずっと長く遊んでた。
魚に直接触れる機会は、都会で暮らしているとまずありません。生きている魚を手でさわったというのは、それだけで体験として成立していました。
たくさん釣ると、バケツから魚が飛び出します
これは行ってみないと分からなかったことです。
魚が増えると、バケツに入れる水も増やす必要があります。水位が上がると、どうなるか。
魚が飛び出します。
数回やられた。跳ねた瞬間に子どもが大騒ぎで、あれがいちばん盛り上がった。
驚くというより、イベントでした。地面に落ちた魚を大人が追いかけて、子どもがそれを見て笑う。釣りそのものより、この時間のほうが記憶に残っていそうです。
バケツの近くに立つときは、足元に注意してください。あと、服が濡れます。着替えを持って行ったほうがいいです。

思ったより釣れませんでした|魚影が見える池を選ぶ
「よく釣れる」と書いてある記事が多いのですが
正直に書きます。他の方のレビューに書かれているほどは釣れませんでした。
これは施設が悪いという話ではありません。釣りなので、日によっても時間によっても違います。ただ、「行けば入れ食い」だと思って行くと、期待とずれます。

子どもに「いっぱい釣れるよ」って言っちゃってたから、途中でちょっと気まずかった。
子連れで行くなら、期待値を上げすぎないほうがいいです。「釣れたらラッキー、バケツで遊べればOK」くらいで行くと、崩れません。
生簀は深くありません。魚影が見える池を選びます

そのうえで、実践的なコツがあります。
ここの生簀は深くありません。だから、上から見て魚が泳いでいるのが見える池があります。
やることは単純です。魚影が見える池を選んで、そこで釣る。

どこに魚がいるか目で確認できるのは、深い釣り堀にはない利点。ここは選べる。
しかも目方釣り池は池のあいだを移動してよいという掲示が出ています。1つの池で釣れなければ、移っていいということです。まず全部の池をのぞいて回ってから、竿を出す場所を決める。これが正解だと思います。

子連れは唐揚げを選べます|塩焼きだけではありません
塩焼きが定番ですが、子どもには塩分が気になります
釣った魚を食べる、といえば塩焼きです。川魚の定番で、実際おいしいです。
ただ、小さい子に食べさせるとなると、少し引っかかります。塩分です。串に刺して塩をふって焼いた魚は、大人にはちょうどよくても、未就学児には濃いことがあります。

塩焼きしかないなら、子どもには身をほぐして塩を落として……って考えてた。
調理法は4つあります
掲示を見たら、選べました。
| 調理法 | 1本あたり |
|---|---|
| 塩焼き | 210円 |
| 唐揚げ | 210円 |
| フライ | 310円 |
| 刺身 | 410円 |
唐揚げがあります。しかも塩焼きと同じ210円です。
これは地味に大きいことです。子ども向けに調理法を変えると追加料金がかかる、ということがありません。値段で迷う必要がないので、素直に子どもが食べやすいほうを選べます。
「大きい魚は焼き、小さいのは唐揚げ」と店員さんに勧められました
調理をお願いするときに、店員さんからこう案内されました。
大きい魚は塩焼き、小さい魚は唐揚げのほうが向いている。
そのとおりにしました。うちが釣った5匹のうち、大きい2匹を塩焼き、残りの3匹を唐揚げにしてもらっています。

自分で決めかねていたので、その場で聞けたのが助かった。
唐揚げが美味しかったです
食べた感想としては、唐揚げが良かったです。
揚げてあるので骨まわりまで食べやすく、小さい子でも身をつまんで口に運べます。何より、釣ってから調理までの時間が短いので、鮮度がそのまま味になっていました。

釣った魚を子どもが自分で食べるところまでいけたのが、この日いちばん良かったかも。
行く時間で結果が変わります|魚の調理受付は16時まで

最後に、行程を組むうえで決定的な話です。
公式サイトの営業時間を見ると、釣り堀と食事処で時間が違います。
| 3月〜10月 | 11月〜2月 | |
|---|---|---|
| 釣り堀 | 9:00〜17:00 | 9:00〜16:00 |
| 食事処 | 11:00〜15:00 | 11:00〜15:00 |
| 魚の調理受付 | 〜16:00 | 〜15:30 |
つまり、釣り堀は17時まで開いているのに、魚を調理してもらえるのは16時までです。

夕方に釣っても、その魚を食べられないことがある。ここを外すと全部が台無しになる。
この記事のなかで、いちばん行程に効く情報かもしれません。どの紹介ページにも書かれていませんでした。
うちは11時半すぎに着きました
私たちが到着したのは11時40分ごろです。食事処が11時に開いた直後でした。
この時間が結果的に正解でした。
- 着いてすぐ掲示を読んで、釣り方を決める
- 釣る(時間制限がないので、子どものペースで)
- そのまま調理をお願いして、昼食にする
釣りと昼食がつながるので、移動がありません。子連れだと、この「移動しなくていい」が効きます。
なお定休日は毎週水曜日です。ただし公式サイトによると、7月・8月と祝日は営業します。
あづま養魚場に子連れで行くときのよくある質問

入場料はいくらですか
入場料という料金がありません。釣った魚を重さで買い取る方式(目方釣り)か、1時間いくらの定額(時間釣り)かを選びます。
予約は必要ですか
公式サイトに予約に関する記載がありません。私たちは予約せずに行って釣れました。団体やプラン利用の場合は事前に問い合わせてください。
釣った魚を池に戻せますか
戻せません。「釣った魚は池に逃がさないで下さい。責任をもってお買い上げ下さい」と掲示されています。
竿は借りられますか
借りられます。練り餌つきで1本200円でした。手ぶらで行けます。
子どもでも釣れますか
未就学児は自分では釣れません。竿は持てますが、引き上げるのも針を外すのも大人になります。ただし釣った魚をバケツで触って遊べるので、退屈はしませんでした。
子ども向けの調理法はありますか
唐揚げが選べます。塩焼きと同じ210円です。塩分を控えたい場合はこちらが向いています。
全部でいくらくらいかかりますか
うちは5匹釣って、竿2本と調理代込みで7,400円でした。釣った魚の重さで変わるので、目安としてご覧ください。
費用を先に決めたいのですが
時間釣り池なら1時間1,500円の定額です。ただし掲示に「子供さん向きではありませ〜ん!」とあります。子連れなら目方釣りをおすすめします。
何時までに行けばいいですか
魚の調理受付は16時まで(11月〜2月は15時30分まで)です。釣り堀の営業時間より早く締め切られるので、食べるつもりなら午前中から昼過ぎに入るのが確実です。
服は濡れますか
濡れます。バケツの水や跳ねた魚で汚れることがあるので、着替えがあると安心です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | あづま養魚場 |
| 住所 | 〒377-0301 群馬県吾妻郡東吾妻町箱島1002 |
| 電話 | 0279-59-3621 |
| 釣り堀 | 3月〜10月 9:00〜17:00/11月〜2月 9:00〜16:00 |
| 食事処 | 11:00〜15:00(魚の調理受付は3月〜10月 16:00まで/11月〜2月 15:30まで) |
| 定休日 | 毎週水曜日(7月・8月と祝日を除く) |
| 貸し竿 | 練り餌つき 1本 200円 |
| 目方釣り | ニジマス 2,800円/kg、イワナ・ヤマメ 4,000円/kg(時間制限なし・目方池の移動可) |
| 時間釣り | 1時間 1,500円(ニジマスのみ・開始時に1人5匹放流・子ども向きではないと掲示あり) |
| 調理代 | 塩焼き 210円/唐揚げ 210円/フライ 310円/刺身 410円(いずれも1本) |
| 立地 | 日本名水百選「箱島湧水」のすぐそば。伊香保温泉から車で約15分 |
※料金は取材時点で現地に掲示されていた金額です。変わる可能性がありますので、最新は施設へご確認ください。
まとめ:仕組みを知ってから入れば、ここは強いです
あづま養魚場は、釣った分だけ払う場所です。リリースできないので、釣れた分は全部買い取ります。総額は入る前には読めません。
この一点だけ先に知っていれば、あとは非常に良い場所でした。
- 釣って、調理して、食べるまでが1か所で完結する……子連れで移動が要らないのは大きいです
- 唐揚げが選べて、塩焼きと同じ値段……子ども向けの選択に追加コストがかかりません
- 目方釣りは時間制限なし……子どもが飽きたら切り上げられます
- 子どもはバケツ係として楽しめる……自分で釣れなくても、魚に触れます
- 水がきれいで、魚がおいしい……名水百選のそばという立地がそのまま味になっています
逆に、向いていないのは、予算をきっちり決めて動きたい家庭です。その場合は時間釣り池という定額の選択肢がありますが、施設自身が「子供さん向きではありません」と掲示しています。

予算を読みたいなら目方釣りで「3匹まで」と決めて、そこで竿を置く。これが現実的だと思う。
まとめると、体験がひとつながりになっているのが、この場所のいちばんの価値です。釣った魚を自分で食べるところまで、子どもが一日で経験できます。伊香保温泉から車で15分なので、温泉旅行の途中に組み込めます。




















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