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【「おもちゃ」のローマ字は?】ヘボン式/訓令式の違いと小学校で習う書き方【パパ解説】

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【「おもちゃ」のローマ字は?】ヘボン式/訓令式の違いと小学校で習う書き方【パパ解説】 子育てハック/悩み
【「おもちゃ」のローマ字は?】ヘボン式/訓令式の違いと小学校で習う書き方【パパ解説】

はじめに:「おもちゃ」ってローマ字でどう書くの?パパも一緒に学ぼう!

皆さん、こんにちは!2歳の息子が言葉をどんどん覚える姿に、日々感動している「いろパパ」です。

お子さんが小学校に入学すると、国語の授業などで「ローマ字」を習い始めますよね。自分の名前を書いたり、身の回りの物の名前をアルファベットで表現したり…新しい学びの世界に、子どもたちはワクワクするはずです。

でも、いざ「これ、ローマ字で書いてみて!」と聞かれた時に、

「あれ?『おもちゃ』って、”Omocha”? それとも “Omotya”?」
「『たっきゅう』みたいに、ちっちゃい『っ』が入る時はどうするんだっけ?」
「『がっこう』の『う』って、どう書くんだっけ?」
「『ジュース』の伸ばす音は?」

…なんて、パパママも意外と自信を持って答えられないこと、ありませんか?特に、ヘボン式訓令式っていう2つの書き方があるのが、混乱の元ですよね…。

いろパパ
いろパパ

いやー、正直、僕も怪しいなぁ(笑)。大人になると、あんまり意識してローマ字を書く機会ってないもんね。でも、子どもに聞かれた時に「えーっと…」ってなるのは、ちょっとカッコ悪いかも…。息子の将来のためにも、今のうちに復習しておかないと!

いろママ
いろママ

そうなのよね。小学校の授業で混乱しないように、基本的なルールは親子で一緒に確認しておけると安心よね。特に、「おもちゃ」とか「シャボンだま」とか、子どもがよく使う言葉の書き方は知っておきたいわ。

この記事では、そんなローマ字のギモン、特に「おもちゃ」をはじめ、子どもたちが小学校で習ったり、使ったりする機会の多い単語のローマ字表記について、

  • なぜ2種類ある?ヘボン式と訓令式の違いとは?
  • 【なぜ?】小学校で「訓令式」を基本にする理由(気持ち悪いってホント?)
  • 小学校での扱いは今後どうなる?(変わりつつあるローマ字事情)
  • 「おもちゃ」「たっきゅう」「がっこう」などの具体的な書き方(ヘボン式/訓令式 一覧表)
  • 間違いやすいポイント(つまる音、のばす音、特殊な読み方)
  • ローマ字学習におすすめの方法

などを、パパ目線で分かりやすく解説していきます!
これを読めば、もうローマ字の書き方で迷わない!お子さんと一緒に、楽しくローマ字を学べるようになりますよ。

なぜ2種類?ローマ字「ヘボン式」と「訓令式」の違いを知ろう!

まず、なぜローマ字には「ヘボン式」と「訓令式」という2つの書き方があるのでしょうか?それぞれの成り立ちと特徴を知っておくと、違いが理解しやすくなります。

  • ヘボン式ローマ字:
    • 成り立ち: アメリカ人宣教師ヘボンさんが、日本語を英語の発音に基づいて表記するために考案した方式が元になっています。
    • 特徴: 英語の発音に近い表記になるため、外国人にも読みやすい。パスポートの名前表記や駅名など、国際的な場面で広く使われています。
    • 例: 「し」→ shi, 「ち」→ chi, 「つ」→ tsu, 「ふ」→ fu
  • 訓令式ローマ字:
    • 成り立ち: 日本政府が告示した日本の公式なローマ字表記法。(内閣訓令に基づく)
    • 特徴: 日本語の五十音図に、より忠実に基づいた表記。ルールが比較的シンプルで覚えやすい。小学校の国語の授業では、まずこちらを学ぶことが多いです。
    • 例: 「し」→ si, 「ち」→ ti, 「つ」→ tu, 「ふ」→ hu
いろパパ
いろパパ

なるほど!ヘボン式は英語の発音寄り、訓令式は日本語の音寄りってことか!だから、「し」の音が “shi” になったり “si” になったりするんだね。

【なぜ?】小学校で「訓令式」を基本にする理由(気持ち悪いってホント?)

ローマ字の比較を見て、「え、『し』が si ?『ち』が ti ?なんか気持ち悪い…」「普段使ってるヘボン式の方が自然なのに、なんでわざわざ訓令式を習うの?」と感じた方もいるかもしれませんね。確かに、日常生活ではヘボン式に触れる機会の方が多いので、そう感じるのも無理はありません。

いろパパ
いろパパ

正直、僕も最初は「si とか ti とか、なんか読みにくいな…」って思ったよ。特に英語に慣れてると、ヘボン式の方がしっくりくるんだよね。でも、小学校で訓令式を基本にするのには、ちゃんとした理由があるみたいなんだ。

では、なぜ小学校の国語の授業では、訓令式が基本とされているのでしょうか?

理由①:日本語の「五十音」とルールが直結している

訓令式ローマ字の最大のメリットは、日本語の「五十音図」の仕組み(タ行なら t の音、サ行なら s の音、など)と、アルファベットの対応関係が非常に規則的であることです。

  • 例:
    • タ行: ta, ti(ち), tu(つ), te, to (T の音で統一)
    • サ行: sa, si(し), su, se, so (S の音で統一)
    • ハ行: ha, hi, hu(ふ), he, ho (H の音で統一)

このように、子音と母音の組み合わせのルールがシンプルなので、子どもたちがローマ字の仕組みそのものを理解しやすいという利点があります。「ヘボン式」のように、「し(shi)」や「つ(tsu)」といった例外的な書き方を最初に覚える必要がないのです。

いろママ
いろママ

なるほど!言われてみれば、訓令式の方がルールはスッキリしているわね。「た行は全部Tで始まる」って覚えた方が、子どもにとっては分かりやすいのかもしれないわ。

理由②:日本語の音韻体系を意識しやすい

訓令式は、日本語の音のシステム(音韻体系)をより忠実に反映しようとして作られた表記法です。そのため、ローマ字を学ぶことを通して、日本語の音の仕組み(清音、濁音、半濁音、拗音など)を改めて意識するきっかけにもなります。

理由③:キーボード入力(ローマ字入力)の基礎になる

パソコンやタブレットのキーボードで日本語を入力する際、多くの人が「ローマ字入力」を使っていますよね。このローマ字入力は、実は訓令式に近いルールに基づいている部分が多いのです。(※ただし、「ち」「つ」などはヘボン式が一般的)訓令式でローマ字の基本を学ぶことが、将来的なキーボード入力スキルの習得にも繋がる、という側面もあります。

いろパパ
いろパパ

確かに!キーボード入力のことまで考えると、訓令式を学ぶ意味もあるんだね。最初はちょっと違和感があるかもしれないけど、日本語の仕組みと結びつけて学べるっていうのは、国語の授業としては理にかなっているのかも。

小学校での扱いは今後どうなる?変わりつつあるローマ字事情

現在の小学校教育での基本は「訓令式」ですが、その扱いは将来的に変わる可能性も出てきています。

日常生活で見かけるのは「ヘボン式」が多い現実

一歩学校の外に出ると、私たちは「ヘボン式」のローマ字表記に触れる機会の方が圧倒的に多いのが現実です。(パスポート、駅名、道路標識、会社名など)これは、国際的な通用度や、英語話者にとっての発音のしやすさが考慮されているためです。

いろママ
いろママ

確かに!言われてみれば、駅の名前とか、自分の名前をパスポートで書く時とか、ヘボン式で書いてるわね。訓令式で書かれてるのって、あんまり見かけないかもしれない…。

【注目!】ローマ字表記、将来は「ヘボン式」が主流になる可能性も?

このように、学校で習う基本(訓令式)と、社会で広く使われている表記(ヘボン式)にズレが生じている現状があります。この課題に対し、最近(2023年頃から)、文化庁の文化審議会国語分科会で、このローマ字表記のルールを見直す議論が本格化しています。

  • 議論の背景: 複数表記の不便さ、訪日外国人増加、国際標準との整合性、災害時の分かりやすさなど。
  • 今後の方向性(検討中): 現在「訓令式を基本とする」内閣告示を見直し、ヘボン式を主流とする可能性も視野に、より実態に合った分かりやすいルールを目指して議論が進められています。(2024年度以降に本格化予定)
いろパパ
いろパパ

えっ、そうなの!?じゃあ、もしかしたら僕らの子どもが中高生になる頃には、学校で習うローマ字もヘボン式が中心になってるかもしれないってことか!これは大きな変化だね!

いろママ
いろママ

70年ぶりの見直しなんて、すごいわね!確かに、今の時代に合わせて、より分かりやすく、使いやすいルールになるのは良いことかもしれないわ。どっちつかずで混乱するよりは、スッキリするかもね。

【現時点での考え方】
とはいえ、今すぐ小学校の授業内容が変わるわけではありません。 しばらくは、
「小学校の国語では、まず訓令式でローマ字の仕組みを学ぶ」
「でも、社会ではヘボン式がよく使われていることも知っておく」
「中学校の英語などでは、ヘボン式に触れる機会が増える」
という状況が続くでしょう。

大切なのは、なぜ2種類の表記があるのか、その背景を知っておくこと。そして、将来的にルールが変わる可能性も念頭に置きつつ、まずは学校で習うことをしっかり理解できるよう、サポートしてあげることかもしれませんね。

「おもちゃ」や身近な単語、ローマ字で書いてみよう!【一覧表】

それでは、今回のテーマである「おもちゃ」をはじめ、子どもたちが小学校で習ったり、使ったりする機会の多い単語を、ヘボン式と訓令式の両方で、より正確に見ていきましょう!

【身近な単語のローマ字表記(ヘボン式 vs 訓令式)比較】

日本語ヘボン式 (Hepburn) ※1訓令式 (Kunrei) ※2注目ポイント(ヘボン式/訓令式 での違い)
おもちゃomochaomotya「ちゃ」の音: cha / tya
きょうしつkyōshitsu (または kyohshitsu / kyoushitsu ※3)kyôsitus「う」長音:ō / ô
「し」の音:shi / si
「つ」の音:tsu / tu
がっこうgakkō (または gakkoo / gakkou ※3)gakkôつまる音(促音)「っ」:次の子音字を重ねる (共通ルール)
「う」長音:ō / ô
ジュースjūsu (または jusu / juusu ※3)zyûsu「じゅ」の音:ju / zyu
「う」長音:ū / û
しゃぼんだまshabondamasyabondama「しゃ」の音:sha / sya
マットmattomattoつまる音「っ」:次の子音字を重ねる (共通ルール)
たっきゅうtakkyū (または takkyuu / takkyu ※3)takkyûつまる音「っ」:次の子音字を重ねる (共通ルール)
「う」長音:ū / û
しっぽshipposippo「し」の音:shi / si
つまる音「っ」:次の子音字を重ねる (共通ルール)
ぜんいんzen’in (または zennin)zen’in (または zennin)「ん」の後の母音/ヤ行: 区切りに「’」を入れる場合あり (共通ルール)
「ん」はnで表記 (共通ルール)
しょうがっこうshōgakkō (または shogakko / shougakkou ※3)syôgakkô「しょ」の音:sho / syo
つまる音「っ」:子音重ねる
「う」長音:ō / ô

【表記ルールの補足】

  • ※1 ヘボン式: パスポートなどで使われる表記に近いもの。
  • ※2 訓令式: 小学校の国語で主に習う、内閣告示に基づく表記。
  • ※3 長音(のばす音)の表記:
    • 訓令式: のばす母音の上に「^」(サーカムフレックス)を付けるのが正式。(例: おかあさん → okâsan)
    • ヘボン式: のばす母音の上に「¯」(マクロン)を付けるのが正式。(例: おかあさん → okāsan)
    • ただし、 マクロン「¯」やサーカムフレックス「^」は入力や表示が難しいため、省略されたり、ヘボン式では母音を重ねる(例: oo, uu)ことで代用されたりすることも多いのが現状です。小学校ではまず「^」を使うルールを学ぶことが多いようです。
  • つまる音(促音)「っ」: 次に来る子音字を重ねて表します。(例: きって kitte)これはヘボン式・訓令式共通です。 ただし、ヘボン式で「っち」の場合は「tchi」となります。(例: マッチ matchi)
  • 特殊な音の比較:
    • し (shi / si), じ (ji / zi), ち (chi / ti), つ (tsu / tu), ふ (fu / hu)
    • しゃ (sha / sya), しゅ (shu / syu), しょ (sho / syo)
    • ちゃ (cha / tya), ちゅ (chu / tyu), ちょ (cho / tyo)
    • じゃ (ja / zya), じゅ (ju / zyu), じょ (jo / zyo)
  • 「ん」の表記: 基本的に「n」で表しますが、ヘボン式では「b, m, p」の前では「m」になることがあります(例: しんぶん shimbun)。訓令式では常に「n」です。後に母音やヤ行が続く場合、区切りの「’」を入れることがあります(例: けんいち ken’ichi)。
いろパパ
いろパパ

おおー!こうやって見ると、やっぱり結構違うんだね!特に「じゅ」とか「しょ」とか、ヘボン式と訓令式で書き方が違うのは、子どもが混乱しそうだなぁ。「ジュース」が “zyûsu” っていうのは、僕も知らなかったよ!勉強になる!

いろママ
いろママ

長音の「^」とか「¯」も、普段あんまり使わないから忘れがちよね。でも、小学校ではまず訓令式と「^」を習うって覚えておけば、子どもの宿題を見てあげる時にも戸惑わないかもしれないわね。

基本的なルールと、ヘボン式・訓令式での主な違い(特に「し」「ち」「つ」「ふ」や拗音)を親子で確認しておくと、ローマ字学習がスムーズに進むかもしれませんね。

ローマ字学習、どう進める?おすすめの方法

小学校で習うとはいえ、家庭でも少しずつローマ字に親しんでおくと、授業がスムーズに進むかもしれません。楽しく学べる方法をご紹介します。

  • 自分の名前からスタート!: まずは一番身近な自分の名前をローマ字で書く練習から。名札などに書いてあげるのも良いでしょう。
  • 身の回りの物の名前を書いてみる: 「つくえ(tsukue/tukue)」「いす(isu)」など、簡単な単語から挑戦!
  • 絵本やカード: ローマ字学習向けの絵本やカードも市販されています。楽しく学べる工夫がされているものを選びましょう。
  • パソコンのキーボード入力: 少し大きくなったら、パソコンのローマ字入力で遊びながら覚えるのもおすすめです。タイピング練習ソフトなどもあります。

五十音とローマ字の対応表を見ながら書く練習を。壁やトイレに貼っておくのも効果的です。

いろママ
いろママ

焦らず、遊び感覚で取り入れるのが良さそうね。まずは自分の名前を書けるようになったら、すごく嬉しいだろうし、自信にもつながると思う!

いろパパ
いろパパ

五十音とローマ字の対応表が一番重要だからそれを壁に貼っておくのもいいかもね。

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まとめ:「おもちゃ」のローマ字もバッチリ!違いを知って楽しく学ぼう!

今回は、「おもちゃ」をはじめとする身近な単語のローマ字表記について、ヘボン式と訓令式の違いを中心に解説しました。

【今日のおさらいポイント!】

  • ローマ字には英語発音に近い「ヘボン式」と、日本語の音に近い「訓令式」の2種類がある。
  • 小学校の国語では、日本語の仕組みと結びつきやすい「訓令式」を基本として学ぶことが多い。
  • しかし、社会では「ヘボン式」が広く使われており、将来的にはヘボン式主流になる可能性も議論されている。
  • 「おもちゃ」のローマ字は、ヘボン式「omocha」、訓令式「omotya」
  • つまる音「っ」は子音を重ねる、のばす音「ー」は「^」や「¯」をつける(または省略/母音重ね)などのルールがある。(一覧表で確認!
  • まずは自分の名前など、身近な言葉から楽しくローマ字に触れていくのがおすすめ!
いろパパ
いろパパ

これで、息子に「おもちゃってローマ字でどう書くの?」って聞かれても、自信を持って教えられそうだ!(笑)ヘボン式と訓令式、両方あるってこと、そしてなんで学校で訓令式を習うのかも、ちゃんと説明してあげよう。

いろママ
いろママ

ええ。違いが分かっていれば、子どもも混乱しにくいかもしれないわね。一緒にローマ字表を見ながら、色々な言葉を書いてみるのも楽しそう!

ローマ字は、日本語を世界に伝えるための大切なツールであり、英語学習の基礎にもなります。ぜひ親子で一緒に、楽しみながらローマ字の世界を探検してみてくださいね!


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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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