「うちの子、ずっと指しゃぶりしてるけど、大丈夫かな…?」
「指しゃぶりって、歯並びが悪くなるって本当…?」
「1歳過ぎても指しゃぶりしてるけど、愛情不足なの?原因は何?」
「発達障害と関係があるの?」「0歳、新生児からずっと指しゃぶりしてるけど、やめさせた方がいい?」
「入眠の時に必ず指しゃぶりする…。」「小学生になっても指しゃぶりがやめられない…。」「おなかがすいてる(空腹の)サインなの?」
赤ちゃんの指しゃぶり、心配になりますよね。
この記事では、赤ちゃんが指しゃぶりをする原因、指しゃぶりが歯並びに与える影響、年齢別の考え方、やめさせるための対策、そして、おすすめの指しゃぶり防止おもちゃをご紹介します。
赤ちゃんが指しゃぶりをするのはなぜ?7つの理由

赤ちゃんが指しゃぶりをするのは、自然な行動です。
しかし、その理由は一つではありません。
1. 生理的な反射(原始反射)
- 新生児期から見られる、生まれつき備わっている反射行動。
- 口に入ってきたものに吸い付く「吸啜(きゅうてつ)反射」の一種。
- お腹の中にいる時(胎児期)から、指しゃぶりをしている赤ちゃんもいます。
2. 精神的な安定、安心感
- お母さんのおっぱいを吸っている時の安心感を、指しゃぶりで再現している。
- 不安や緊張を和らげる効果がある。
- 特に、入眠時に指しゃぶりをする赤ちゃんが多い。
3. 歯の生え始めのむずがゆさ
- 歯が生え始めると、歯茎がむずがゆくなるため、指しゃぶりで気を紛らわせている。
- 生後0歳後半(6ヶ月頃~)によく見られます。
4. 空腹のサイン
- お腹が空いている(空腹)時に、指しゃぶりをすることがあります。
- 授乳間隔があいてしまう場合や離乳食への移行期
5. 遊び、探索行動
- 赤ちゃんにとって、手や指は、世界を探求するための大切な道具。
- 指しゃぶりを通して、自分の体や、周りのものを確認している。
6. 退屈しのぎ
- 手持ち無沙汰な時、暇つぶしに指しゃぶりをすることがあります。
7. 癖
- 上記のような理由で始まった指しゃぶりが、習慣化して癖になることがあります。

指しゃぶりには、色々な理由があるんだね。必ずしも愛情不足が原因とは限らないんだ。
指しゃぶりのメリット・デメリット
メリット
- 精神的な安定、安心感
- 探索行動、学習
- 入眠を助ける
デメリット
- 歯並びへの影響: 長期間(一般的に4歳以降)の指しゃぶりは、出っ歯(上顎前突)や開咬(前歯が噛み合わない)などの原因になる可能性があります。
- 指の皮膚トラブル: 指がふやけたり、ただれたり、タコができたりすることも。
- 感染症のリスク: 手指についた細菌やウイルスが、口の中に入る可能性があります。
指しゃぶり、いつまで大丈夫?やめさせるべき?

「指しゃぶり、いつまで様子を見ていて大丈夫なの?」「無理にやめさせると、発達障害の原因になるって聞いたけど…」
いろパパ・いろママの体験談

うちの子も、小さい頃は指しゃぶりがひどくて、すごく心配したんだ。おしゃぶりを買ってみたり、歯固めを買ってみたり…でも、成長とともに自然とやらなくなったよ。

年齢別の考え方
- 0歳~1歳くらいまで: 無理にやめさせる必要はありません。
- 指しゃぶりは、赤ちゃんの自然な行動であり、精神的な安定をもたらすなど、メリットも多い時期です。
- 1歳~3歳くらい: 徐々に、指しゃぶり以外の遊びに興味を向けさせていきましょう。
- ただし、無理強いは禁物です。
- 3歳~: 3歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりをしている場合は、歯科医師や専門家に相談してみましょう。
- 小学生になっても指しゃぶりをやめられない場合は積極的に対応を考える
- 歯並びへの影響だけでなく、精神的な問題や、友達関係に影響が出る可能性もあります。
無理強いはNG!
指しゃぶりを無理やりやめさせようとすると、
- 子供にストレスを与える
- かえって指しゃぶりを悪化させる
- 他の癖(爪噛み、おしゃぶりなど)が出てくる
などの可能性があります。

焦らず、子供の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりとサポートしていくことが大切だね。
指しゃぶりをやめさせるには?6つの対策

1. 指しゃぶり防止おもちゃを活用する
- おしゃぶり、歯固め、ぬいぐるみなど、指しゃぶりの代わりになるものを用意する。
- 指先を使うおもちゃ、音の出るおもちゃなど、赤ちゃんの興味を引くものを選ぶ。
- いくつか種類を用意しておき、赤ちゃんに選ばせてあげるのも良いでしょう。
2. 指しゃぶり防止グッズを使う
- 手袋、指サック:
- 指しゃぶりを物理的に防ぐ。
- 寝ている間だけ使用するなど、短時間の使用から始めるのがおすすめ。
- 嫌がる場合は、無理強いしないこと。
- 爪に塗る苦いマニキュア:
- 指しゃぶりの度に苦味を感じることで、指しゃぶりをやめさせる効果が期待できる。
- 子供用の、安全な成分でできたものを選びましょう。


まずは見守って、本当に対処法がなくて困ったらこういうグッツに頼るのはありだよ。
3. 声かけ、スキンシップを増やす
- 赤ちゃんが指しゃぶりをしていたら、「おてて、痛いね」「おもちゃで遊ぼうか」など、優しく声かけをする。
- 抱っこや、手遊びなど、スキンシップの時間を増やす。
- 赤ちゃんが安心できるような、穏やかな雰囲気を作る。
4. 環境を整える
- 赤ちゃんが退屈しないように、おもちゃや絵本などを用意する。
- 外遊びの時間を増やし、体を動かす機会を作る。
- テレビや動画の視聴時間を減らす。
5. 生活リズムを整える
十分な睡眠時間を確保できるようにしましょう
6. 専門家への相談
- どうしても指しゃぶりがやめられない場合は、かかりつけの小児科医や、歯科医に相談してみましょう。
- 専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応ができます。
おすすめ!指しゃぶり防止おもちゃ
1. おしゃぶり
- 特徴:
- 指しゃぶりの代わりに、おしゃぶりを吸わせることで、欲求を満たす。
- 様々な形、素材、サイズがあるので、赤ちゃんに合ったものを選べる。
- 寝かしつけにも効果的。
- 注意点:
- 長時間の使用は、歯並びや顎の発達に影響を与える可能性がある。
- 1歳を過ぎたら、徐々におしゃぶりを卒業できるように促す。
- おすすめ商品例:

2. 歯固め

- 特徴:
- 歯が生え始める時期の、むずがゆさを解消する。
- 噛むことで、顎の発達を促す。
- 様々な形、素材、色があるので、赤ちゃんの興味を引くものを選べる。
- 注意点:
- 誤飲の危険がない、大きめのものを選ぶ。
- 清潔に保つ。
- おすすめ商品例:

3. 指先を使うおもちゃ

- 特徴:
- 指先を使う遊びに集中することで、指しゃぶりを忘れさせる。
- 手先の器用さ、集中力、思考力を育む。
- 型はめ、積み木、ボタンはめ、紐通しなど、種類が豊富。
- 注意点:
- 誤飲の危険がない、小さすぎないものを選ぶ。
- おすすめ商品例:



4. ぬいぐるみ

- 特徴:
- お気に入りのぬいぐるみと一緒にいることで、安心感を得られる。
- 指しゃぶりの代わりに、ぬいぐるみを抱っこしたり、触ったりすることで、気持ちが落ち着く。
- 注意点:
- 清潔に保つ。
- 誤飲の危険がない、小さすぎるもの、部品が取れやすいものは避ける。
- おすすめ商品例:

まとめ:赤ちゃんの指しゃぶり、焦らず、ゆっくりとサポートを!
赤ちゃんの指しゃぶりは、成長の過程で見られる自然な行動です。
愛情不足や発達障害と直接結びつけるのではなく、まずはその理由を理解し、温かく見守ることが大切です。
1歳を過ぎても指しゃぶりが続く場合は、この記事で紹介した対策を参考に、徐々に指しゃぶりを卒業できるように、サポートしてあげましょう。
そして、どうしても心配な場合は、専門家(小児科医、歯科医など)に相談してくださいね。


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