はじめに:輪ゴム一本で、子供の「算数脳」は育つ

ねぇパパ、最近SNSで 「ジオボード」 っていうおもちゃをよく見るの。
ボードに輪ゴムを引っ掛けて形を作るやつ。モンテッソーリ教育でも有名みたいなんだけど、これって 100均の材料で手作り できないかしら? 正規品はちょっと高いし…。

確かに構造は単純だ。「有孔ボード」と「ダボ」があれば作れるな。
だが、エンジニア視点で言うと、子供 (特に3歳児) が使うなら 「強度」と「安全性」 が重要だ。輪ゴムの張力は意外と強いからね。
こんにちは!元ソニーエンジニアで、シンプルな構造のおもちゃほど奥が深いと信じている「いろパパ」です。
点と点を繋いで、線や形を作る 「ジオボード(輪ゴムかけ)」 。
指先の巧緻性 (器用さ) を鍛えるだけでなく、将来的な「図形問題」への直感力を養う最高の知育玩具です。
しかし、導入にあたって迷うのが 「手作りするか、正規品(くもん等)を買うか」 という問題。
結論から言うと、 3歳〜4歳なら安全面とガイドの質で「くもん」一択。小学生の自由研究なら「100均DIY」もあり です。
この記事では、実際に3歳の息子と「くもんのわごむパターンボード」で遊んで分かったリアルな反応と、100均DIYとの違いを徹底比較します。

モンテッソーリ教具「ジオボード」=「輪ゴムおもちゃ」とは?
そもそも、なぜただの「輪ゴムかけ」が、これほど教育熱心な親御さんに支持されているのでしょうか?
「ジオボード」は点と線を繋いで「面」を作る数学遊び

ジオボードの盤面には、規則正しくピンが並んでいます。
これは数学でいう 「座標(グリッド)」 そのものです。
- 1本のゴム: 直線 (長さ)
- 3本のピン: 三角形 (面積)
子供は遊びながら、「ここを引っ張ると形が変わる」「四角形を半分にすると三角形になる」という 図形の性質(幾何学) を、理屈ではなく感覚としてインストールしていきます。
輪ゴムおもちゃとしての「物理的」面白さ

エンジニアとして注目したいのは、ゴムの 「弾性(張力)」 だ。

ゴムを引っ張ると元に戻ろうとする力 (テンション) が働きます。
指先にその力を感じながら、ピンに引っ掛けて固定する。
これは、指先の微細な力加減をコントロールする 「物理実験」 でもあります。
タブレットの画面をスワイプするだけでは得られない、リアルな感触こそが脳を刺激するのです。
【徹底比較】100均DIY vs くもんのわごむパターンボード
では、本題の「手作り vs 正規品」の比較です。
コスト、手間、そして安全性の観点から検証しました。
| 比較項目 | ① 100均DIY (ダイソー等) | ② くもん わごむパターンボード |
|---|---|---|
| 費用 | 約300円〜500円 | 2,000円〜3,000円前後 |
| 材料 | 有孔ボード、木ダボ、接着剤 | 本体、輪ゴム、ガイドカード |
| 安全性 | ピンが抜ける・折れるリスクあり | ◎ (ピンが丸く一体成型) |
| ガイド | なし (自分で考える) | あり (段階別カード) |
| 対象年齢 | 小学生〜 (制作含む) | 3歳〜 |
| 親の手間 | 作るのが大変 | 買ってすぐ遊べる |
100均(ダイソー)で作るジオボードの落とし穴

材料は、ダイソーやセリアにある「パンチングボード (有孔ボード) 」と「木製ダボ」で作れます。
安上がりですが、3歳児に与えるには以下の リスク があります。
- ピンが抜ける: ゴムの張力に耐えきれず、ダボが飛んでくる可能性があります (※ボンドで固定しても、木製ダボは折れやすい) 。
- バリ・ささくれ: 安価な木材は表面が荒く、子供の柔らかな指を傷つける恐れがあります。
- ガイドがない: 「自由に作って」と言われても、初心者の幼児は何をしていいか分かりません。
正規品「くもんのわごむパターンボード」の圧倒的安全性とガイド機能
一方、我が家が導入した 「くもんのわごむパターンボード」 。
さすが教育メーカー、設計が完璧です。
- ピンの形状: 角がなく丸みを帯びており、ゴムが引っ掛けやすく、外れにくい絶妙な「かえし」が付いています。
- 頑丈さ: プラスチックの一体成型なので、どんなに強くゴムを引っ張ってもピンが折れたり抜けたりしません。
- 作例カード: これが最大の違いです。ボードの上に「お手本カード」を差し込むことで、 「線の上をなぞるようにゴムをかける」 というスモールステップが可能になります。

遊び場にあった木製のボードも楽しそうだったけど、家で長く使うなら、やっぱり安全な正規品が安心ね。
【3歳実録】集中力がすごい!でも「ゴム飛び」には注意
実際に3歳の息子に渡してみたところ、予想以上の反応がありました。
目的の形より「ひたすら輪ゴムを掛ける」ブーム

最初は「さんかく作って」と言っても難しい様子。
しかし、本人は黙々と、ボードにあるピン全てにゴムを掛けたり、一本のゴムを限界まで伸ばしたりと、ものすごい集中力を見せました。
「形を作る」以前の、 「ゴムをピンに引っ掛ける」という行為そのもの が、3歳児にとっては楽しくて仕方ない挑戦 (ミッション) なのです。
注意点:輪ゴムは消耗品!予備を用意しよう
遊んでいると、パチン!とゴムが弾けて飛んでいくことがよくあります。
手に当たって「痛い!」と泣くこともありましたが、それでもめげずに続けていました。
ただ、付属の輪ゴムはいつの間にか無くなります (掃除機で吸ったり、隙間に入ったり…) 。
普通の輪ゴムでも代用できますが、カラフルな方が食いつきが良いので、予備を用意しておくと安心です。
ジオボード遊び方の発展|形作りから「模様・絵」へ
ジオボードは、年齢に合わせて遊び方が進化します。
「ジオボード」レベル1:単純な形(3歳〜)
「さんかく」「しかく」。
まずは点を結んで囲いを作ることから。くもんのカードを使えば、色合わせ遊び感覚でできます。
「ジオボード」レベル2:具体物・絵(4歳〜)
「ちょうちょ」「ロケット」「おうち」。
複数の図形を組み合わせて、何かに見立てる遊び。想像力が試されます。
「ジオボード」レベル3:模様・敷き詰め(5歳〜大人)
「幾何学模様」「テセレーション」。
規則的なパターンを作る遊び。ここまでくると、大人でも頭を使います。エンジニアパパも夢中になるレベルです。
まとめ:輪ゴムおもちゃのようなシンプルな道具ほど、創造力は広がる
「ジオボード」は、電池もいらない、音も鳴らない、とてもシンプルなおもちゃです。
しかし、だからこそ子供は自分の頭と指先をフル回転させて遊びます。
- とにかく安く試したい・大人が遊ぶ 👉 100均DIY
- 3歳から安全に、図形感覚を育てたい 👉 くもんのわごむパターンボード
我が家では「くもん」を選んで大正解でした。
雨の日や、静かに遊んでほしい時の切り札として、ぜひ導入してみてください!
▼「手先が不器用かも?」と心配な方は、こちらの記事もチェック!

















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