3歳の息子を連れて伊豆を3泊4日で回ったのですが、4日のうち後半2日が雨になりました。

初日と2日目は晴れてたのだけど、3日目は予報通り雨だった…。朝に雨音で目が覚めたときは、やっぱり少し残念だったわ。

結果から言うと、行き先を入れ替えるだけで何とかなった。ただ、それは前日までにどこに屋根があるかを把握していたからで、当日から調べ始めていたら詰んでいたと思う。
この記事では、実際に回った10施設を「雨の日に行けるか」で4段階に判定して、どう組み替えたかを書きます。
先に言っておくと、これは「雨の日おすすめスポット◯選」の記事ではありません。すでに予定を組んである人が、雨予報を見て入れ替えるための記事です。

結論:伊豆で雨に降られたら、河津へ寄せます
先に結論です。
10施設を判定してみて分かったことは、屋根のある施設が河津町に集まっているということでした。
- iZOO(河津)
- KawaZOO(河津・梨本)
- 七滝茶屋(河津・梨本)
この3つがすべて河津町です。KawaZOOと七滝茶屋にいたっては番地レベルで隣接しています。

エリアで覚えておくと当日の判断が速い。施設名を1つずつ思い出すより「雨なら河津」で動けるほうが実用的だった。
逆に、晴れの日に当てるべき施設もはっきりしています。伊豆高原の伊豆ぐらんぱる公園と、稲取の伊豆アニマルキングダムです。この2つは雨だと価値が半分以下になります。


晴れの日にわざわざ河津の屋内施設に行くのは、逆にもったいないってことよね。
そのとおりです。雨なら河津、晴れなら伊豆高原と稲取。 この対応さえ頭に入っていれば、当日の朝に雨音で起きても慌てずに済みます。
3泊4日の全体の行程は別の記事にまとめています。

屋内のみの遊び場が分かっていても、予定を組み替えられません
この記事を書いている理由を先に書きます。
伊豆の雨の日の情報を探すと、「◯選」の記事がたくさん出てきます。10選、15選、20選、多いものだと29選。屋内で楽しめる施設が並んでいます。
それ自体は便利なのですが、旅行の直前に読むと足りないと感じました。理由は2つあります。
ひとつめ。施設が20並んでいても、自分の予定のどこと入れ替えればいいかは書いていません。
こちらは既に行程を組んでいます。「3日目の午前をどうするか」を決めたいのに、リストは伊豆全域の施設を距離も順番も無視して並べています。熱海の美術館と河津の動物園が同じリストに載っていても、今いる場所から行けるかは分かりません。
ふたつめ。屋根の有無が2値で扱われています。
「屋内スポット」として並んでいる施設でも、実際に行ってみると差がありました。建物には入れるけれど、その施設の主役が屋外にあるというパターンがあるのです。


「雨でも行ける」と「雨でも予定どおり楽しめる」は違う。ここを分けている記事が見つからなかった。
なので、この記事では4段階で判定します。
伊豆10施設を「雨の日に行けるか」で4段階に判定しました
判定の基準はこうです。
| 判定 | 基準 |
|---|---|
| ◎ | 施設の主要部分が屋根の下にあり、雨天でも体験が変わらない |
| ○ | 建物内で完結するが、そもそも「遊ぶ」施設ではない(食事・買い物・休憩) |
| △ | 行けるが、主役が屋外にあるか、屋内と屋内の間に屋外の移動がある |
| × | 主要部分が屋外で、雨だと体験が半分以下になる |
実際に全部回って判定した結果が、これです。
| 施設 | エリア | 判定 | 理由 |
|---|---|---|---|
| iZOO | 河津 | ◎ | 屋根があり雨天でも回れる。ただし階段と坂が多い |
| KawaZOO | 河津・梨本 | ◎ | 屋内展示が中心 |
| かねふく めんたいパーク伊豆 | 函南 | ◎ | 完全屋内・入場無料 |
| 道の駅 伊東マリンタウン | 伊東 | ○ | 建物内で完結。日帰り温泉もあり |
| 七滝茶屋 | 河津・梨本 | ○ | 食事なので雨は問題なし |
| 熱川バナナワニ園 | 東伊豆・熱川 | △ | 温室は屋内。本園と分園の移動は屋外 |
| 味湯海亭 福松荘 | 東伊豆・片瀬温泉 | △ | 部屋食は雨に強い。露天へは外を通る |
| Amis Droles アミ・ドローラ | 河津 | △ | 岩盤浴は雨でも可。プールは屋外で不可 |
| 伊豆アニマルキングダム | 東伊豆・稲取 | × | 屋外中心 |
| 伊豆ぐらんぱる公園 | 伊豆高原 | × | ほぼ全部が屋外 |
この表を作って初めて、河津への集中が見えました。 ◎の3つのうち2つ、○の2つのうち1つが河津町です。
料金と営業時間は行程の記事にまとめてあるので、ここでは繰り返しません。
◎と○|雨でも中に入れる伊豆と河津の子供の遊び場5か所
iZOO|この旅で雨の日の主役になりました

3日目の午前に行きました。動物園としては小規模な施設ですが、子どもが好む小型の動物が多いので、未就学児にはむしろこの規模がちょうどよく感じました。
屋根があるため雨天でも回れます。この日の決め手はこれでした。
ここでしかできない体験もあります。ゾウガメ牧場に入るには入場料が別に1,000円かかりますが、そこで本物のゾウガメに乗って写真を撮れます。リクガメには餌をやることもできました。

カメの背中に子どもが乗ってる写真、あとから何回も見返してる。
ひとつ注意点があります。館内は階段と坂が多いです。屋根はありますが、通路には濡れる場所もあります。ベビーカーより抱っこ紐のほうが向いているかもしれません。
KawaZOO|飛び込むなら開館時刻に注意です

河津にある、名前のとおりカエル専門の施設です。屋内展示が中心なので、雨の影響はほとんど受けません。
雨の日に組み込むときに、ひとつだけ気をつけることがあります。
KawaZOOは10時開館です。 ほかの施設より遅く始まります。しかも閉館が16時30分(最終入園16時)と早めです。

雨で急に行き先を変えると、開館時刻を確認しないまま向かいがち。ここは他より1時間遅い。
つまり、先にiZOOへ行って午後にKawaZOOへ回す動線が自然になります。今回もそうしました。
iZOOとKawaZOOは車で約20分・約11km離れています。歩ける距離ではないので、車が前提です。
かねふく めんたいパーク伊豆|完全屋内ですが、混雑には勝てません

函南町にある、完全屋内・入場無料の施設です。2階がキッズスペースになっていて、面積は広く取られています。
判定は◎ですが、この日は使えませんでした。 詳しくは後述しますが、金曜日でかなり混んでいたためです。

屋根があることと、遊べることは別だった。ここは判定の限界を感じた。
雨の日の候補としては有力ですが、混雑の可能性も一緒に見ておく必要があります。
○|道の駅 伊東マリンタウンと七滝茶屋
この2つは「遊ぶ場所」ではありませんが、雨の日の行程に組み込めます。

道の駅 伊東マリンタウンは建物内で完結します。飲食店が多く、日帰り温泉もあるので、雨宿りと食事には十分使えます。ただし子どもが遊べる設備は多くありません。
七滝茶屋は食事なので、そもそも雨は問題になりません。そしてKawaZOOと隣接しています。どちらも河津町梨本で、番地レベルで隣です。雨の日はこの2つをセットで組むのが自然でした。
△|行けますが、主役が使えない伊豆と河津の子供の遊び場
ここがこの記事でいちばん書きたかった部分です。 「屋内スポット◯選」のリストには、この区別がありません。
熱川バナナワニ園|温室は屋内。ただし本園と分園の移動は屋外です
リスト記事では「熱帯植物園があるので雨でもOK」と紹介されることがあります。半分正しくて、半分足りません。

この施設は本園と分園に分かれています。本園にワニ園と熱帯植物園、そこから約500m離れた分園に果樹園とニシレッサーパンダがいます。
温室そのものは屋内なので、雨は関係ありません。問題は本園と分園の移動が屋外だということです。
無料の送迎バスがあるので、乗れば濡れません。 ただ、雨の日は乗り換えの手間が増えますし、バスを待つ時間も発生します。子どもを抱っこして傘をさして、という場面が出てきます。

屋内展示だけ見るなら問題ないのよね。でも両方きちんと回るなら、雨の日は覚悟が要る。
「屋内施設がある」と「雨の日でも同じように回れる」は別物です。
アミ・ドローラ|プールは屋外。雨だと宿の主役が使えません

河津の宿です。温泉の熱を使った温泉プールがあり、季節を問わず入れるのが売りです。
ところが屋根がありません。
私たちは2泊したのですが、2泊目が雨でプールに入れませんでした。 温水なので寒さは問題にならないのですが、降っている雨はどうにもなりません。

温水だから季節は選ばない。でも天気は選ぶ。ここを分けて理解しておかないと期待が外れる。
宿としては成立しました。岩盤浴があったからです。プールに入れなかった夜は、そちらに切り替えています。
宿を選ぶときに「雨の日の代替設備があるか」を見る、というのは今回の収穫でした。プールが目的の宿でも、代わりになるものが館内にあれば1日が潰れません。
この宿の詳細は単独記事にまとめています。

味湯海亭 福松荘|部屋食は雨に強い。ただし露天へは外を通ります

東伊豆・片瀬温泉の宿です。ここは雨に強い部分と弱い部分がはっきり分かれていました。
強いのは食事です。朝夕とも完全に部屋食なので、雨の影響をまったく受けません。食事処まで館内を移動する必要すらありません。
弱いのは風呂です。この宿の風呂は全部が貸切なのですが、露天風呂へ向かうときは下駄を履いて外を通ります。
雨の日は下駄が滑りやすくなります。子どもを抱っこして歩く場面があるので、ここは足元に注意が要ります。
この宿の詳細も単独記事にまとめています。

×|雨なら諦めて、別の日に回すべき伊豆と河津の子供の遊び場
伊豆ぐらんぱる公園と伊豆アニマルキングダム

この2つは屋外中心です。雨だと体験が半分以下になります。
伊豆ぐらんぱる公園は、ほぼ全部が屋外です。長いすべり台も、大型のバルーンを登る遊具も、おもしろ自転車も、雨だと使えません。
伊豆アニマルキングダムも同様です。動物ゾーンは広い区画を歩きながら見ていく構成で、遊園地エリアの乗り物も屋外にあります。
今回はどちらも前半の晴れた日に回していました。これは偶然でしたが、結果的に助かっています。もし3日目にどちらかを予定していたら、丸ごと潰れていました。

屋外の施設を先に消化しておく、っていうのは意識してなかったけど、結果的にいちばん効いた判断だったのよね。
旅程を組む段階で、屋外中心の施設を前半に寄せておく。 これだけで雨のリスクがかなり下がります。
行けなかった場所:自転車の国 サイクルスポーツセンター
伊豆市にある施設です。行程に入れていましたが、雨のため取りやめました。屋外中心の施設なので、判断としては迷いませんでした。
雨の日に無理して行っても楽しめない施設は、素直に諦めて別の日に回すほうがいいです。天候の条件が整う時期にあらためて行くつもりです。
実際に組み替えた3日目と4日目の記録
判定表だけだと机上の話になるので、実際にどう動いたかを書きます。
3日目|朝の雨音で起きて、河津のセットに切り替えました
朝、雨音で目が覚めました。
このとき慌てずに済んだのは、前日までに「屋根のある施設」を確認してあったからです。行き先を入れ替えるだけで済みました。
切り替えた先が、河津のセットです。
- 午前:iZOO(宿から車で約10分・約4km)
- 午後:KawaZOO(車で約20分・約11km)
- そのまま:七滝茶屋(KawaZOOに隣接)

iZOOを先にしたのは、KawaZOOが10時開館だからです。9時台に動き出すなら、先にiZOOへ行くほうが時間を無駄にしません。

当日から調べ始めていたら、開館時刻を見落として順番を逆にしていたと思う。
同じ日の夜|プールに入れず、岩盤浴に切り替えました
この日の宿はアミ・ドローラで、前の晩は温泉プールに入っていました。同じことをこの日はできませんでした。 屋外だからです。
代わりに岩盤浴に行きました。今回は祖父母と一緒に行ったため、交代で楽しみました。

プールに入れなかったのは残念だったけど、あの宿に代わりがあってよかった。
宿の主役が潰れたとき、館内に代わりがあるかどうか。 ここは予約の段階で見ておく価値があります。

4日目|完全屋内でも、混んでいれば同じことです
最終日も雨でした。帰り道に、函南町のかねふく めんたいパーク伊豆へ寄りました。判定は◎、完全屋内で入場無料です。
ところが、この日は金曜日でかなり混雑していました。2階のキッズスペースは人が多く、結局ほとんど遊べないまま、早めに切り上げて帰路につきました。
しかもこれは伊豆に限りません。同じ系列のめんたいパークを大洗でも取材していますが、そちらも金曜日に同様の混雑でした。

屋根があるのは必要条件であって、十分条件じゃなかった。

雨の日はみんな屋内に来るんだから、当たり前といえば当たり前なのよね。
言われてみればそのとおりです。雨の日は屋内施設に人が集中します。 入場無料の施設はとくにそうなります。
判定表は「入れるかどうか」しか見ていません。雨の日に屋内施設を選ぶときは、混雑も一緒に考える必要がありました。

雨の日に効いた3つの準備
今回の2日分の経験から、次に行くならこうする、と思ったことを書きます。
1. 雨の日の行き先を、前日までに決めておく
これがいちばん効きました。
当日の朝から調べ始めると、行き先が決まらないまま車で待つ時間が発生します。子どもにとっても大人にとっても、これがいちばんつらい時間です。
決めておくのは1つで十分です。「雨だったらここ」を1か所持っておくだけで、朝の判断がゼロ秒で終わります。
2. 屋外中心の施設を、旅程の前半に寄せる

天気予報は数日先まで完全には読めません。だとすれば、屋外の施設を先に消化しておくのが合理的です。
今回は前半2日で伊豆ぐらんぱる公園と伊豆アニマルキングダムを回っていました。結果として、雨で潰れたのは「屋内でも代替がきく日」だけで済んでいます。

天気は選べないけれど、順番は選べる。順番だけで被害がかなり変わる。
3. 宿に「雨の日の代替」があるか見ておく

日中の行き先だけでなく、夜も雨の影響を受けます。
プールが目的の宿なら、雨のときに何ができるか。海が目の前の宿なら、外に出られない日に何をするか。館内で楽しみが完結する何かがあるかどうかで、雨の日の夜がまるごと変わります。
今回でいえば、アミ・ドローラの岩盤浴と、福松荘の部屋食がそれにあたりました。
伊豆と河津の雨の日の遊び場でよくある質問
伊豆で雨の日、結局どこに行けばいいですか
河津に寄せてください。iZOO、KawaZOO、七滝茶屋が近くにまとまっています。iZOOとKawaZOOには共通券があり、2日間有効です。
帰り道に余裕があるなら、函南町のめんたいパーク伊豆も完全屋内で入場無料です。ただし混雑には注意してください。
雨の日でも伊豆ぐらんぱる公園に行けますか
おすすめしません。 ほぼ全部が屋外なので、雨だと体験が半分以下になります。晴れの日に当ててください。
熱川バナナワニ園は雨でも大丈夫ですか
温室は屋内なので、そこだけ見るなら問題ありません。 ただし本園と分園に分かれていて、その移動は屋外です。無料の送迎バスがあるので乗れば濡れませんが、待ち時間と乗り換えの手間は増えます。
雨の日は空いていますか
逆です。 雨の日は屋内施設に人が集中します。今回は完全屋内・入場無料のめんたいパーク伊豆が金曜にかなり混んでいて、ほとんど遊べませんでした。屋根があることと、遊べることは別です。
宿は雨だとどうなりますか
宿によって差が大きいです。プールが目的の宿は、屋外だと主役がまるごと使えません。 一方で部屋食の宿は、雨の影響をほとんど受けません。
予約の段階で「雨のときに館内で何ができるか」を見ておくと、1日が潰れずに済みます。
何日あれば雨のリスクを吸収できますか
今回は3泊4日で、後半2日が雨でした。それでも旅行として成立したのは、前半2日で屋外の施設を消化できていたからです。
2泊3日だと、雨に当たったときの逃げ場が少なくなります。日程に幅を持たせられるなら、予備日を1日持っておくほうが安全です。
まとめ:雨なら河津、晴れなら伊豆高原と稲取
10施設を判定してみて、残ったのは3つでした。
ひとつめ。伊豆は屋外型と屋内型がエリアごとに分かれています。 屋根のある施設は河津町に集中し、屋外中心の施設は伊豆高原と稲取にあります。「雨なら河津」と覚えておけば、当日の判断が速くなります。
ふたつめ。「行ける」と「予定どおり楽しめる」は違います。 熱川バナナワニ園は温室が屋内でも本園と分園の移動は屋外ですし、アミ・ドローラは建物に入れてもプールという主役が使えません。リストの「屋内スポット」だけを見ていると、ここを取りこぼします。
みっつめ。屋根があることは、必要条件であって十分条件ではありません。 完全屋内のめんたいパーク伊豆が、混雑で使えませんでした。雨の日はみんな屋内に来ます。

今回いちばん助かったのは、前の日のうちに「雨だったらここ」を決めてあったこと。当日から調べ始めてたら、たぶん1日無駄にしてた。

天気は選べないけれど、備えは選べる。そこの差が全部だった。
伊豆は施設の密度が高いので、晴れと雨で行き先を入れ替える前提で組んでおけば、天気に旅程を壊されることはありません。
3泊4日の全体の行程と、各施設の料金・営業時間はこちらにまとめています。
















































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