
妊娠が分かったとき、「マタニティマークって、まだつけていいのかな…」って思いませんでしたか?初期だし、安定期じゃないし、万が一のことがあったら、って。私もすごく迷いました。
3歳の息子がいる、いろママです。妊娠初期のあの不安な時期——つわりでフラフラなのに、お腹はまだ目立たない。電車でつらくても席を譲ってもらえない。そんなとき「マタニティマーク、つけていいのかな」と迷う気持ち、よく分かります。
結論から言います。マタニティマークは、妊娠が分かった瞬間からつけてOKです。むしろ、お腹が目立たない初期こそ、最も必要な時期です。
この記事では、いつからつけるべきか・どこでもらえるか・つけることをためらう理由とその対処法まで、臨床検査技師の視点も交えながら全部答えます。

マタニティマークはいつからつけていい?
ルールはない。でも「いつでも」は語弊がある
マタニティマークはいつからいつまでつけなければいけないというルールはないです。妊娠が分かった時点からいつでもつけられます。
公式には「いつからでもOK」です。ただし、「じゃあ安定期まで待てばいいか」と思うのは少し違います。
本当に必要なのは「初期」の方
妊娠初期の頃はお腹も目立たず、妊婦だと気づかれにくい時期です。急な体調不良や事故・災害に遭った際にも、マタニティマークを見れば迅速な処置をしてもらえます。

臨床検査技師として正直に言うと、妊娠初期(特に8〜10週頃)が一番リスクが高い時期なの。つわりによる脱水・低血糖・貧血……お腹が全然目立たないのに、体の中では劇的な変化が起きているのよ。
妊娠初期は体内でのホルモン変化が最も激しく、つわりによる体調不良も集中します。外見からは全く分からないのに、実は一番「周囲の配慮」が必要な時期です。
安定期(16週前後)を過ぎてお腹が目立ってくると、周囲も自然に気づいて配慮してくれるようになります。むしろ「見た目で分からない初期」にこそ、マタニティマークが意味を持つのです。
「まだ早い」は思い込み。妊娠直後から使える
| 妊娠時期 | お腹の目立ち | つわり・体調 | マタニティマークの必要性 |
|---|---|---|---|
| 妊娠初期(〜15週) | ほぼ目立たない | 最も強い時期が多い | ◎ 最も必要 |
| 妊娠中期(16〜27週) | だんだん目立つ | 落ち着いてくる | ○ 引き続き有効 |
| 妊娠後期(28週〜) | 明らかに目立つ | お腹が重い・疲れやすい | ○ 有効 |
| 産後(体調不良時) | 目立たない | 産後の疲れ | △ 必要なら使える |
マタニティマークをつけることをためらう理由と、その答え
多くのプレママが「いつからつけるか」より先に「つけること自体」を迷います。よくある理由を正直に解説します。
「まだ安定期じゃないから」
妊娠初期は流産のリスクがあるため、人に知られることへの不安からマタニティマークをためらう方が多いです。これは自然な感情です。
ただし——流産のリスクがある時期こそ、万が一の緊急時に「妊婦である」と周囲に伝わることが重要です。救急搬送の際、意識がない状態でも妊娠していると分かれば、処置が変わります。

え、それって具体的にどういうこと?

妊娠中はレントゲンや投薬に制限が出る場合があるの。緊急時に医療従事者が「妊婦の可能性がある」と判断できるかどうかで、処置の選択が変わる。臨床検査技師として、これは軽視できない視点よ。
対策: 人目につく場所につけるのが不安なら、バッグの内側に忍ばせておくだけでもOK。外から見えなくても、緊急時に発見してもらえる可能性が高まります。
「嫌がらせを受けるのが怖い」
残念ながら、マタニティマークへの心ない反応についての話は実際に存在します。マタニティマークを使用することは義務でもなんでもないため、メリットとデメリットを理解したうえでご自身の判断で決めればよいことです。
対策: つけっぱなしではなく出し入れ可能な状態で活用するのがおすすめです。電車内など必要なシーンだけ外に出し、普段はバッグの中にしまっておく使い方が現実的です。
「職場に知られたくない時期」
安定期前に職場への報告を迷う方も多いですね。職場では、バッグに入れておき、いつでも使えるようにしておきましょう。妊娠を快く思わない同僚がいるのではないかという心配もあるでしょう。妊娠初期こそ、つわりや体調不良でつらくなることが多いものです。もしもの事態に備え、お守り代わりにバッグに入れておいてはどうでしょうか。
マタニティマークはどこでもらえる?【場所別まとめ】
①自治体の窓口(一番確実)
役所に妊娠届出書を提出すると、母子手帳と一緒に配布されます。
自治体によっては、自動車用のマタニティステッカーを配布するところもあります。
厚生労働省(現:こども家庭庁)が定めたシンプルなデザインのキーホルダーが配布されます。無料で、手続きも不要(母子手帳交付時に一緒にもらえる)なので、最も確実な入手方法です。
② 鉄道・交通機関の窓口(無料・その場でもらえる)
駅事務室やお客様相談室で、ボールチェーン式のマタニティマークを無料で貰えます。
妊婦本人だけでなく家族も配布対象のため、特に証明などが求められないことも。改札で「マタニティマークを下さい」と声をかければ、案内してもらえますよ。
首都圏20社・関西4社の鉄道会社で配布されています。自治体に行く前でも入手できるのが便利。
③ 航空会社のカウンター(オリジナルデザイン)
航空会社4社(JAL・ANA・AIRDO・ソラシドエア)でも無料のマタニティマークが配布されています。
各社オリジナルのデザインで、飛行機型やキャラクター入りなど、ここでしかもらえないデザインが揃っています。搭乗のついでに立ち寄るのもいいですね。
④ ベビー用品店(会員登録でもらえる)
アカチャンホンポのアプリ会員になり、出産日を登録すると、おむつの試供品などがたくさん入ったバッグとともに、マタニティロゼットキーホルダーをもらうことができます。
カラーは「ピンク」と「水色」から好きな方を選べます。
西松屋でも妊婦向けサンプルセットのプレゼントを実施しています。
⑤ 妊婦向け雑誌の付録
プレママ向けの雑誌「初めてのたまごクラブ」は、年に4回発売され、毎号必ずマタニティマークが付録になっています。人気のキャラクターやブランドとコラボしていることが多く、かわいいデザインがプレママの間で人気です。
⑥ こども家庭庁の公式サイトから無料ダウンロード
個人利用については公式サイトからマークをダウンロードして自由に使うことができます。ただし営利目的の使用は禁止されており、販売は実費相当分の価格でしかできません。
自分でキーホルダーを作りたい方や、すぐに手元に欲しい方はダウンロードして印刷・加工するのも一つの方法です。
場所別まとめ表
| 入手場所 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| 自治体窓口(母子手帳と同時) | 無料 | 最も一般的。手続き不要 |
| 鉄道会社の窓口 | 無料 | 母子手帳不要の場合も多い |
| 航空会社カウンター | 無料 | オリジナルデザイン |
| ベビー用品店(会員登録) | 無料 | ロゼット・かわいいデザイン |
| 妊婦向け雑誌の付録 | 雑誌代のみ | キャラクターコラボあり |
| 公式サイトダウンロード | 無料 | 自作・印刷用 |
マタニティマークのつけ方・使い方のコツ

私がやっていたのは、バッグのファスナー部分に通しておく方法。電車の中では外に出して見えるようにして、職場についたらバッグの中に入れる。この使い分けが一番ラクだったわ。
シーン別の使い方
電車・バスの中: バッグの外側に見えるよう取り付ける。つわりがひどい日は特に、席を譲ってもらいやすくなります。
職場: バッグ内にしまっておき、必要なとき(体調が悪い日・通勤中)だけ出す。周囲への告知タイミングに合わせて使い方を変えてOK。
外出中(一般): バッグのファスナーやハンドル部分に付けておくと、自然に目に入るのでおすすめ。
緊急時のために: 急な体調不良や事故・災害に見舞われた際にも、マタニティマークを見れば迅速な処置をしてもらえます。母子手帳も常に持ち歩いておくと安心です。
マタニティマークはいつまでつけていい?
マタニティマークは出産後も体調が悪い場合などがあるため、外出時に周りに気づいてもらう必要があればつけましょう。
産後も骨盤のゆがみ・貧血・睡眠不足など、外見からは分からない不調が続くことがあります。産後数週間〜数ヶ月、外出時に体調が不安な場合は引き続き使っていいマークです。「産後だからもう使えない」ということはありません。
よくある質問
Q. 母子手帳をもらう前にマタニティマークをつけていい?
A. 問題ありません。 病院で妊娠が確認された時点から使えます。母子手帳の交付前でも、鉄道会社の窓口や公式サイトのダウンロードで入手できます。
Q. マタニティマークをなくしてしまったら?
A. 再取得できます。 自治体や鉄道会社の窓口でもう一度もらえる場合があります。その際は母子手帳の提示が必要であることが多いようです。鉄道会社では駅の窓口で再度もらえることがほとんどです。
Q. パパがもらってきてもいい?
A. できます。 妊婦本人だけでなく家族も配布対象のため、特に証明などが求められないことも。つわりがひどくて外出が難しい妊娠初期は、パパに頼んで鉄道会社の窓口でもらってきてもらうのも賢い方法です。
Q. マタニティマークをつけていても席を譲ってもらえないのはなぜ?
A. マークの認知度に課題があります。 内閣府の調査では、20〜40代の子育て世代の男性約半数がマタニティマークの意味を知らないか、言葉だけ知っているという結果でした。社会全体への啓発がまだ途中の段階です。「譲ってもらえなかった」=「あなたが悪い」ではないので、つけることをやめる必要はありません。
まとめ:「いつから」より「今すぐ」が正解

妊娠初期のあの頃、「まだ早いかな」と思いながらバッグの奥にしまっていたマタニティマーク。今思えば、もっと早く外に出せばよかった。誰もあなたを責めないし、誰のためでもなく、あなたと赤ちゃんのためのマークなのよ。
マタニティマークについて、最後にまとめます。
いつから: 妊娠が分かった直後から。お腹が目立たない初期こそ必要。
どこでもらえる: 自治体窓口(母子手帳と同時)・鉄道会社の窓口・航空会社・ベビー用品店・雑誌付録・公式サイトダウンロードで無料入手可能。
つけ方: シーンに合わせて出し入れ自由に。バッグ内に入れておくだけでも緊急時の備えになる。
いつまで: 産後も体調不良時は引き続き使えます。
妊娠中は、身体も心も変化の連続です。使えるものは全部使って、自分と赤ちゃんを守ってください。
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